ちょっと遅れましたが、ピティナのピアノコンペティションの

地区本線の報告を致します。


こちらのコンペティションには、スカぴあのジュニアのメンバー

の高梨壮一郎君が出場していたので、応援を兼ねて聞きに行った

のですが、携帯に送ったはずの会場の地図が良くなくて

タクシードライバーのおじさんと20分探しても分からず・・・・

結局20分遅れで会場に到着した私は、1番に出場した高梨君の

演奏は聞けず・・・しかし、28人中24人の演奏を聴く事はでき

普段の高梨君の演奏は分かっていたので、多分、大丈夫であろうと

予想はしておりましたが、案の定、1位通過の快挙を成し遂げました!


他の参加者の演奏を聴いていて思ったことをいくつか書きます。


まず、久しぶりに日本のコンペティションを聞いたなぁ、というのが

最初の感想です。皆さん、世界的に見ても技術や細部の仕上がりは

とてもレベルが高いと思います。さすが、日本です。

よく日本人の演奏には、個性が乏しいと言われますが、それは違います。

皆さん、一人一人の個性はやはり聞こえてきます。

ただ、あまりにも細部の仕上がりが美しく出来ているので、

外国人の耳にはみんな同じように聞こえてしまう、というのが本当の

ところだと思います。


音楽の面白さは色々なところにあります。

細部の美しさのほかにも

曲全体としての大きなとらえ方や、声部処理などにもこだわってみると

もっと個性あふれる演奏になったのになぁ、とは思いました。


例えば、細かさで言うならば音を生み出す瞬間には非常に丁寧ですが

その音の音量の減り方のコントロールまで出来ている人はなかなか

おりませんでした。

大きくとらえるという点では、あまりにも全部を丁寧に弾いているので

一番聞かせたいフレーズがどこの部分だかよくわからず、かえって

印象が薄くなってしまったという事もありました。


細部にこだわるのが得意な日本人ですから、ちょっと視点を

変えて、他の細部を磨き上げたら、もっと面白い演奏になることでしょう


高梨君、全国大会では、またさらに羽ばたいてください!!


宮川久美


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