恋をとめないで (1989. 04.26) | 七つの海をバタフライ -吉川晃司ブログ-

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異彩を放ちまくりながらも逞しく泳ぎ続ける吉川晃司。
全てのロックレジスタンスどもへ バーボンを傾けながら・・・。

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夜のデイトは危険すぎるからなんて
だからどうした お前の気持ちだろ
そのドアを力いっぱい 閉めれば済む事さ
いつまで少女でいる気なのさ

もう出掛ける時間だろ しっかりコロンたたいて
とびっきりの微笑みを みせてくれよ

お前みたいにそんな きれいごとばかりかんがえたら
恋なんてもう するもんじゃない
お嬢さんのつもりが 臆病になってるだけ
部屋にこもって 夢見るのかい

家の前で待ってるよ だれが引き止めても
土曜の夜さ 連れ出してあげる

Don't Stop My Love
恋をとめないで
どんな事からも 守ってあげるから
Don't Stop My Love
恋をとめないで
いまを正直に 恋をしようよ
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一般的に女性という生き物は生来、夢見がちなものだと言われている。
だけど、それは違うと思う。
夢見がちな頃を生きているのは「少女」ではないだろうか。

誰もがおとぎ話の中の白馬の王子様を待ちわび、現実の中ではそんなものは存在しない事実を知る。
そうやって成長していくのだ。

しばしばこういう会話を耳にする。

「いい出会いがない」
「条件が合わない」
「理想通りじゃなかった」
「程ほど顔が良くて、収入もあって自分を一番に考えてくれる人がいい」

しかし、そんなデータで分かる事は表面的なことぐらいだ。

待っているだけの人生は楽だろう。
傷つく事はないし、傷ついても誰かのせいに出来る。

だが、それは「女性」とは言えない。

“「少女」のままでいる。
それは幻想に過ぎない、消極的な考え方だよ。
自分の意志で、自分の責任で、飛び込んで来い。
そしたら思いっきり抱きしめて、全力で守ってやる"

そう言わんばかりのSaturday Night Anthemの決定版。
『恋をとめないで』

大人になれば土曜の夜の特別感、高揚感は一層増す。
土曜日をいかに大事に使うのかが、恋の鍵だからだ。

そして、恋は力だ。

この世に生を受けた以上、我々は否が応にも恋をする。
ドラマの見すぎだとか、総ては遺伝子に刻まれたプログラムだとか、交感神経の興奮だとか、そんな事はどうでもいい。

大事なのは、我々は恋をする、その事実のみだ。
何億円積まれても、人は簡単に恋に落ちない。

愚かしく、切なく、何物にも代えられないトキメキ。
根拠も、理由も、言いわけも恋には必要ない。

Don’t stop my love 恋をとめないで