183×193=∞ | 七つの海をバタフライ -吉川晃司ブログ-

七つの海をバタフライ -吉川晃司ブログ-

異彩を放ちまくりながらも逞しく泳ぎ続ける吉川晃司。
全てのロックレジスタンスどもへ バーボンを傾けながら・・・。

コンプレックス音楽業界にはよく「伝説」というものがある。
伝説のライブ、伝説のバンド、伝説の少女、etc。

それはあたかも購買意欲をそそるためだけに神格化されてしまいがちな呼称だが、そんな伝説が横行する中でも正真正銘の伝説として今もなお君臨し続けるものが一つだけある。

そう、それは・・・『COMPLEX!!!』

89年に吉川晃司とその友人である布袋寅泰で結成されたビックユニット。スケールの大きさは言うまでもなく、すさまじいほどの活躍だった。

出す曲出す曲チャートを席巻し、コンサートは軒並みソールドアウト 。日本のミュージックシーンを突風のように駆け抜けていった。

当時二人は親友でもあり、よきパートナーでもあった。

ライブ映像を見れば、吉川晃司が非常にのびのびとボーカリストに専念して楽しんでいるように見える。観客全ての視線が集まるステージで後ろを任せられる存在は頼もしくもあったのだろう。

また吉川晃司は布袋寅泰との活動を通じて、アーティストしての「セルフプロデュース能力」「ロッカーとしてのアイデンティティ」を獲得。

一方、布袋寅泰は「ポピュラリティ」と「ギターとエレクトロニカの融合」を推し進めた。

だが、COMPLEXの活動はたった2年という時間で終幕を迎えてしまう。

音を感性で表現する吉川晃司。
音を理詰めで表現する布袋寅泰。

二人の間には決して埋めることのできない溝があり、互いを遠ざけてしまった。ただ、それがあったからこそCOMPLEXが生まれたと言っても過言ではない。

お互いに刺激、高め合うことで生まれるシナジー効果。
それが唯一無二の「伝説のロックユニット」といわれる所以である。

今をもっても、その短すぎる活動期間が惜しまれてならない。