おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。

本日は週末恒例、「名言に学ぶコミュニケーション」をお届けしたいと思います。
※ネタ元はこちらの「名言ナビ」になります。

 

しかめっ面で相手に話しかける人、
相手に話しかけられても無表情な人、
相手より強いことばで話しかける人、
相手に話しかけられたらそれに負けないことばを返す人、
そんな人は最後に失敗している。

 

以前のブログで、人に何かを伝える時には、「言語情報」の前にまず「バイアス」があり、さらに「視覚情報」が先に伝わった上で「聴覚情報」とともに伝わるということをお伝えしました。まずその人との今までの関係性や感情があった上で、その次に来るのが視覚情報になります。

 

上記で「失敗している」とされている人の例で挙げられている4つを分類すると、

 

しかめっ面で相手に話しかける人:視覚情報
相手に話しかけられても無表情な人:視覚情報
相手より強いことばで話しかける人:聴覚情報
相手に話しかけられたらそれに負けないことばを返す人:言語情報

 

ということになるかと思います。

 

これらの情報が相手にマイナスに伝わると、「バイアス」もどんどんマイナスの方向に振れていきます。

 

 

この人はいつ話しかけてもしかめっ面

この人はいつ話しかけても無表情

この人は強いことばで話してくるから苦手

この人は話しかけたらいつも反発してくる

 

という前提で始まってしまったら、普通にコミュニケーションを取ることは困難です。

 

人の振り見て我が振り直せということわざがありますが、上記に当てはまる人がいたとしたら、「自分はどのように思われているのだろう」と内省してみるのも良いかもしれません。思い当たることがあり、もし仲の良い、なんでも話せる友人がいるのだとしたら、思い切ってその人に意見を求めるのも一つの手でしょう。

 

本日のコミュニケーション処方箋:相手にマイナスの情報が事前に伝わっていると、コミュニケーションが困難になる。普段からそのようなことがないかどうか、チェックする習慣を身に付けておこう

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!