おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
本日も「名言に学ぶコミュニケーション」をお届けしたいと思います。
※ネタ元はこちらの「名言ナビ」になります。
自分の欠点を直視し認めることです。
ただし欠点に振り回されてはいけません。
忍耐力、優しさ、人を見抜く目を欠点から学びましょう。
あなたは上司から欠点を指摘され、それを気に病んだ経験はありますでしょうか?
私は以前、上司から「お前はなぜ現場だけやっているのにできないのか?俺はプレイングマネージャーとして、マネジメントもした上で現場作業も両立しているぞ」と言われたことがあります。その当時は言われてしまったことに落ち込んでいたのですが、今は少し上記の言葉の意味が分かるような気がします。
まず私が落ち込んでいた原因を考えると、「自分自身を否定されてしまった」と思い込んでいたからだということに気づきました。
上司は私の仕事の一側面を切り取って、そのことに対して私に気づきを与えるためにフィードバックしてくれていたのだ、そしてそれは決して私の人格を否定する目的で言っているのではないと思えるようになったのです。
そうなって初めて言われたことを肯定的に捉えられるようになり、改善に取り組みました。その結果、上司から「改善が見られた」と肯定的な評価をもらうことができました。
言われた言葉だけを捉えて悲しみや怒りを覚えているだけでは、そこからの成長は望めなかったと思います。自分自身の欠点に向き合うきっかけをもらえたこと、そこに向き合ったことで視野が拡がり、自分の欠点を認めた上で周りの人たちと接していくことにより、それまでと違った景色が見えてくるようになりました。
欠点と向き合うことは苦しい作業ですが、自分ではなかなか気づけないことを、言いにくいながらもあなたの成長を意図して指摘してくれている上司や先輩の思いを受け取る、と考えてみてはいかがでしょうか?
本日のコミュニケーション処方箋:欠点を指摘された時には、その先にある思いを汲み取った上で向き合うことを心がけてみる。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!