おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。

昨日は『B面の自分も見る』をお届けしましたが、本日も、「名言に学ぶコミュニケーション」をお届けしたいと思います!今日のテーマは、「加算法から始めるコミュニケーション」です。
※ネタ元はこちらの「名言ナビ」になります。

最初に百点満点を相手に求めようとするから減点法になってしまう。
むしろ、ゼロからいい部分を加算してゆけば、けっこうすばらしいと思える人があちこちにいてくれる。


これは特に、上司が部下のことを見る時に持っておきたい視点ではないでしょうか。つい欠点の方に目がいってしまいがちですが、欠点を補うことよりも、まず得意なことを伸ばしていく方が、お互いにとってメリットが大きいはずです。

以前私のチームにいたメンバーと最初に出会った際、その人は寡黙で何を考えているのか判断がしづらい印象を持ったのですが、いざ実務になった時の安定感は頼もしい限りでした。それが分かってから、私は彼に気持ちよく実務をやってもらうためのフロントの前捌きに徹し、実務面になったらそのメンバーにすべて任せるようにしました。

欠点ばかりを見つめていると、往々にして前に進まないものです。マネジメントの観点ではもちろん欠点を補うことを考えなければならない場面もありますが、本人の志向と会社・部署の状況によるものなので、まずは部下の得意なところに目を向けることから始めていくべきだと思います。その良い点を直接伝えてあげれば、それをきっかけに良いコミュニケーションが生まれる可能性が高まるでしょう。
 

本日のコミュニケーション処方箋:まずは相手の良いところを見つけ、それを活かすコミュニケーションを心がけよう

今日はこのへんで失礼いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。