おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
昨日は『人の魅力を観察できる人』をお届けしましたが、本日のテーマは『プロフェッショナルとしてのコミュニケーション』です。
世の中にはあらゆる領域の「プロ」がいます。スポーツ選手などが有名ですが、それ以外にも料理人、書道家、ミュージシャンなど、挙げればきりがありません。
この「プロフェッショナル」という言葉の意味を、改めてWikipediaで調べてみました。
『トレーニングを要し何らかの資格を要するようななりわい』
『(アマチュアとは異なって)「主たる収入を得るために特定の分野に従事している(人)]』
といった記述もありますが、これ以外に
『「職業的な人にふさわしい」という意味で、能力が高く、技に優れ、(その仕事に)確かさがある、ということ』
とも書いてあります。自営業の方は、必ず何かしらの領域において「主たる収入を得るために特定の分野に従事している」はずなので、全員がプロフェッショナルである、と言い換えることができます。
では「自営業」を、「サラリーマン」に置き換えるとどうなるでしょうか?
私は以前、ある化粧品メーカーの広告の仕事に携わらせてもらったことがあるのですが、そのプロジェクトメンバーに女性の先輩がいました。「自分は化粧をしないので、色々教えてください」とその先輩に話しかけたところ、
『プロとしてその姿勢ではいけない。自分が化粧をしないにしても、知り合いに聞いたり、使っている人にインタビューすることもできる。「使って欲しい人の気持ち」に寄り添って考えるのがプロの仕事だ』
という言葉が返ってきました。先輩からそう言ってもらえて、会社が看板を掲げてやっている仕事に対して、そこに所属している自分自身がもっと意識を高く持つべきであった。自分に「広告のプロ」としての自覚が足りなかった、ということに気づけました。
本日のコミュニケーション処方箋:自分がどの領域の「プロ」なのか、常に意識をもって取り組もう
今日はこのへんで失礼いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。