出かけた時に、自転車に乗っているだけなのに警戒されたり、変な目で見られたり、また、荷物を持った人が、左手に持った荷物を右手に、右手に持った荷物を左手に持ち替えるというのも見られるようになりました。

前方を見て自転車を運転していても、歩行者の動きは視界に入ります。そのため、明らかに自分が近づく、すれ違うときだけ荷物を持ち替えるのが判るので、もの凄く嫌になり、どうせ持ち替えるなら、始めから反対の手に持ってほしいと思い、「荷物は始めから建物側や壁側に」と呼びかけてきました。(ちなみに警察署などのサイトにも建物側に持つことが書かれています)

ブログやTwitterで呼びかけても状況は変わらない、それなら何かを配って広めたらどうかと思い、いろいろ考えました。

よくあるのがポケットティッシュに広告を印刷したものですが、あれは少量では印刷を依頼できない(予算としては最低でも数千円は必要)し、なにより衛生的なことを考えるとちょっと無理があるのでこれは断念。

以前、100円ショップで売られていた3本くらいで100円のライターを買って、それに、コピーで印刷した小さな広告を貼って配れないか試しましたが、試作品はできても、それをどうやって配ればいいかという壁にぶつかってこれも断念。

衛生的な問題(できるだけ綺麗に扱う必要がある)や、費用の問題(できるだけ100円くらいから入手可能なもの)をいろいろ考えて、たどり着いたのがルーズリーフでした。

大学の校内でルーズリーフを無料配布するサービスがネットのニュースで話題になっていたのを知っていたので、それを参考に「ひったくり防止ルーズリーフ」を思いついたのですが、
自分の場合は、ひったくり防止のアドバイスと、詳細を読める携帯電話用のバーコードだけをルーズリーフに印刷(というより専用のスタンプを作ってそれをルーズリーフに押す)して配布することに決めました。

ちなみに、バーコードを読むと、ひったくり防止のアドバイスが表示されますが、最後に載ってる自分のサイトのURLは、クリック(スマホならタップ)しなければネットには繋がらないため、アドバイスだけでも読んでくれればと思っていました。

とりあえずTwitterで数回くらい告知したものの反応なし。ブログなど自分が管理しているサイトにも告知を載せ、いろいろ試したものの反応なしでした。
その後は、防犯やひったくり防止に興味があるであろう自治体や団体などに、当選番号発表まで保管される可能性が高い年賀はがきやかもめーるなどのはがきをダイレクトメールとして送って告知もしましたが反応なしでした。

しかし、大学の新聞部?のようなところに数ヵ所はがきを出していた一つから反応があり、某大学の新聞にひったくり防止ルーズリーフが掲載されました。しかも、付録?としてルーズリーフの現物を新聞に付けてもらえました。
実際の新聞もうちに届き、紙面を確認すると、ちゃんと載っていました。ルーズリーフに押してあるスタンプの写真とサイトのURLなどなど。これでサイトのアクセスが増えれば、ルーズリーフ希望者からの問い合わせが来て、ルーズリーフが幅広く行き渡るようになれば、アクセスもさらに増えて、アフィリエイトでの収入も増えて、収入でルーズリーフを購入してまた配布(以下ループ)となるはずでした。が、反応も問い合わせも無く、新聞掲載も失敗でした。

他にも、某大学の関連サイトで格安でテキスト広告の掲載ができたので、1年くらい続けたものの反応なし、格安でレンタル掲示板に広告を出せるので、そこでも告知したものの反応なし、クラシファイド掲示板で告知したもののこれも反応なしでした。

無料なのに反応が無い、問い合わせが無い、誰も貰ってくれないのは、個人情報の扱いに不安があるからではと思い、北千住のほうにあるレンタルボックス(レンタルショーケース)で、ルーズリーフとケースなどをセットにして100円くらいで店に置いていたものの、数ヶ月間、全く売れず、レンタル代が飛んでいくだけに終わりました…。

やはり、個人事業主でもなければ法人でもない、ただの無名の個人では無理なのでしょうか。
全く配れずに大量に残った未使用ルーズリーフの山。これが残っただけで終わりました。

ルーズリーフはダメでしたが、何か無料配布できるものがあれば、またチャレンジしてみたいです。
取り扱いが容易で衛生的な問題を考えずに済み、100円くらいから入手可能で、携帯電話などで読み込めるバーコードやひったくり防止のアドバイスを載せられるスペースがあって、多くの人が欲しがり、リピート注文されるような商品。
そんな商品があったら、また無料配布を考えてみたいと思います。