トマト苗の定植方法 | 百笑一喜 〜 農家な1日 〜

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福島県で、お米と野菜を作る専業農家です。

作業日誌としてブログを活用しています。
たまに、地域の事、呟いたり漫画紹介したりです。

ここ数日は、トマト定植作業中です。

(家庭菜園などやってる人は知ってる事も有ると思いますが)せっかくなので、トマト定植のポイントを書きたいと思います(≧∀≦)


①トマト苗を植える時期は、花芽が咲く頃です。
あまり苗が、小さいうち植えると樹が暴れます。
出来れば、トマトトーンか、花芽を揺らして受粉・着果させると樹は絶対に暴れません。


②花芽の向きは、収穫する人の方向に向けて植えます。

自分に花芽が向く様に植えると同じ向きに上段の花芽も付いていくので(↓こんな感じ)通路側に向けると収穫時に楽です。


③接木苗は、接木部分が土に接触しないように注意します。土に触れてると接いだ上の部分からも根が出て接木の意味が無くなります。



逆に自根(接がない苗)は、寝せて植えたりすると茎の部分からも根が出ます(先端部分は、自然と起き上がります)

④植える際に、脇芽も取ってから植えた方が良いです。
余計なトコに栄養が行くのは、勿体ない。


⑤植える時に、たっぷり水を与え(植え穴も乾いてる場合は水をかけて)定植後は、3段目が開花するまで水をやりません(余りにも圃場が乾いて枯れそうな場合は別ですが)

最初のうちは萎れたりしますが、水をやらない事で根が深く張っていって、自分で生きようと努力します。


と、普段当たり前に行ってる定植作業ですが、まとめるとこんな感じになります。