GWに牡蠣ぱーりーの企画が持ち上がり、ナマだけでなく燻製もという話になった。
調べてみると、冷燻というのでごく簡易にできる方法があったので試してみる。

買ってきたのはごく普通の加熱用生。
牡蠣燻製づくり①
1パック380円がよりどりセールで3個980円、なんとおあつらえ向き。
生カキだけ3個買っていったのはすじてつさんだけかもしれないw

出したらざるで洗う。デリケートな扱いが必要。
牡蠣燻製づくり②
ここまでくるのに何度も水を取り替えた。

多めの湯で7分ほど茹でる。
牡蠣燻製づくり③
この茹で汁はとっておくことが大事(後述)。
グリコーゲンが入っているし、何しろ風味がいいので、カキスキーなら使わぬ手はない。
実は「グリコ」のルーツも牡蠣にあり。(参考:カキペディア

先に進むと、
粗熱をとる。横着して浴室乾燥機など使った。
牡蠣燻製づくり④

そして、“ごく簡易”のためのスペシャルがこれ。
牡蠣燻製づくり⑤

燻製シートなるもので、詳細はこちらを⇒DELTA TRUST 薫製シート Laini コタラヒム
天然由来のスモークフレーバーがうまい具合に浸透するらしい。
ググるともう1社日本のも出てくるけれど、お試し用が安いし、東急ハンズでも売っているのでこちらを使った。
それにしても、リヒテンシュタイン製の品を使うのは、生まれて初めてだな。

シートに、塩コショウしたカキを載せていく。
牡蠣燻製づくり⑥
キッチン鋏で適当に切ったが、30×40cmくらいか。
シートは何となくしっとりして、燻香がする。
手袋などせずに作業したが、包むときよりもあとで取り出すときのほうが気になるのではないだろうか。

シートがぴっちり付くように、周りからラップでくるんで冷蔵庫へ。
牡蠣燻製づくり⑦
カキの場合、さらにポリ袋などに入れるのが無難。
あとは3日ほどして、お好みのスモーク加減にて。

さて、先ほど書いた副産物の茹で汁活用について。
牡蠣ご飯牡蠣汁うどん
牡蠣ご飯は、茹で汁で炊き上がったご飯に、取っておいた茹で牡蠣とアサツキを散らすだけ。このときはアサツキがわりに島ラッキョウの葉を刻んだ。
うどんは普通に茹でる。汁(つゆ)のほうで、茹で汁に塩と醤油などを適当に加えて作る。

冷燻3日の結果。
牡蠣燻製づくり⑧
牡蠣燻製づくり⑨

この見た目では判りにくいかもしれないが、色と香りはほどよく付いている。
どうしても中に水分が残るので、長期保存はできないけれど、1週間くらいはいけるかと。
これ自体を肴とするだけでなく、料理に使うのもいいかもしれない。