日経ビジネスオンラインを日頃読んでいるが、メルマガで送られてきた3月15日付けの見出しトップ、「陸前高田も会社も無くなりました」――――の文字が目を引いた。
これまでも、地方の力(ポテンシャル)についてフィールドワーク的な取材を重ねてきて好感をもっている、篠原匡記者の書いたものだ。
今回も、1ページのみながら、簡にして要を得た内容となっている。
陸前高田で200年に渡り醤油・味噌を醸造している八木澤商店の8代目・河野和義氏は、東京出張のため難を逃れた。
検索したら偶々、地震2日前に江戸川橋の店でのイベントもあったようだ。(→【酢飯屋】

河野氏の八木澤商店、蔵も家も、すべて崩壊したとのこと。
しかし、醤油づくり、味噌づくりは消えることがない。ないはずだと願う。
現地を訪れることも叶わない今、遠く離れた東京でできるのは、ちゃんと買ってちゃんと食すること。
世田谷の用賀に、陸前高田のアンテナショップがある。
田舎のごっつお
八木澤商店の生揚(きあげ)醤油や黄金さんま缶詰なども、売られている。
店のスタッフ関係者は皆さん無事だったそうで何より。しばらく、というよりこれから先はかなりの苦労と思われるが、無理せずお元気に。

すじてつジャストライン-「田舎のごっつお」外観
田舎のごっつお
世田谷区用賀4-3-13
10~20時、月曜休