品川から新橋へ。「ザ・カリ」のロールキャベツ入りカレー(月・水・金限定)を食べた。
お好みそばと立て続けなので、自ら1万歩の刑を科する。
次の移動はどうしよう?と思ったら天の声があり、新橋6丁目から西新橋の交差点まで来たところで、渋谷行きのバスに乗る。六本木まで十数分。

すじてつジャストライン-東京ミッドタウン裏手

サントリー美術館東京ミッドタウンに移ってからは初めてだ。

すじてつジャストライン-サントリー美術館入口
開催中の、「清方ノスタルジア」に関連して行われるイベントに申し込んだが、セットになっている観覧は当日限りであるため、後半休を取った次第。
BちゃんことUIさんことHさんと合流して、ひと通り鑑賞。
17時に整理券が配られるのでそれをもらい、ホールの開場が18時なので再度中に入って鑑賞。観られなかったスライドショーも観る。
6階ホールに入って、4列目真ん中辺のまあまあいい位置に席を確保したが、開演はさらに1時間あと。
…さすがに、もう一度展示に戻る気にはなれず、ミッドタウン内をぶらついたり、本を読んだりして時間つぶし。

で、ようやく幕開きの「清方と円朝 落語を愛した鏑木清方と江戸文化」。
清方は、戯作者で新聞人だった父のところに出入りしていた圓朝にかわいがられ、画家になることも彼に後押しされたのだそうだ。「三遊亭圓朝像」は清方が初めて描いた肖像画で、少年時代の記憶を元にしている。ちなみに重文。

すじてつジャストライン-サントリー美術館・ホール

第1部は、柳家喬太郎と学芸員が「清方と圓朝」などについて対談。圓朝のライバルで彼よりちょうど半年先に亡くなったという談洲楼燕枝の名前は初めて知った。
中入り後は第1部で司会をした喬之助と、喬太郎が1席ずつ。

柳家喬之助「元犬」
柳家喬太郎「文七元結」

「元犬」は圓朝より古い噺だけれど、全集に入っているのでかけたとのこと。犬の地が出る様子が可愛げがあっていい。
喬太郎は題予告済。円満に終わると分かっていても、いい噺はいい気分になる。
この年の瀬に、六本木らしからぬ(外界と違ってという、いい意味で)雰囲気で時間を過ごせたのは素敵なことであった。
そういえば、場内(たしか70人だったか)の約1割が着物、しかも高級そうなのばかり。サントリーの女性学芸員も着物で登場だった。