昨日と打って変わって、好天で暖か。
出る前に、塀の周りだけ掃いていく。
雨のせいでまだべっちゃりしているところもあるが…乾いてくれば今度は風でめちゃくちゃになる。
出かけるときに見た通りのほうでは、イチョウがまだ美しい。
澄んだ冬空に光るイチョウを見て、思い出した。
「金色の 小さき鳥のかたちして いちょう散るなり夕日の丘に」
載ってたのが小学校の教科書だったはずだが、いまだに覚えているなんて。
イチョウの葉が一番、雨のあとの掃除では大変そうだが。
鳥形の葉といえば、たくさん集まったのを見ると、エッシャーの「昼と夜」という、白い鳥と黒い鳥が左右を飛び交う絵を連想してしまう。

出たのが遅かったため、道場で引いたのは1時間弱。
お昼の時間となり、1人なのでちょっと歩いてみる。
折しも、旧「みそか庵」のお客さまへ、という手紙が来ていた。
「みそか庵」は、有志で蕎麦栽培から収穫、蕎麦打ちと行い、大晦日の日限定でふるまうというものだったが、2006年まで10回(10年)開催して終了、幻と化していた。
そこの方が新たに開店した「休日や」は、文字通り休日だけに営業する、蕎麦のあるカフェ。
形を変えて復活ということで、ぜひにと思いやって来た。

すじてつジャストライン-休日や

会場となっていたお宅の場所は同じだが、店としての看板などが出て、建物の横に階段が付けられていた。(以前は家の玄関から入って中の階段を上がっていった)
だいぶ改装はされたが、木の質感、白い壁の落ち着いた雰囲気は以前を思い出す。

カフェのメニューは、コーヒー・中国茶・抹茶などと、スイーツ(和・洋いろいろ)、蕎麦、酒肴。
蕎麦目当てで来たから、おやつ部分は措いて、酒と肴。酒は岡山の「竹林」。暖かい日だが常温でいってみる。肴は鶏肉香味漬け。
酒はちなみにビール(ハートランドともう1種)、焼酎(角玉)がある。「みそか庵」のときは酒ムリエUさんが個人的にセレクトしてきたいろいろがあったが、さすがにその揃えを望むわけにはいかない。
蕎麦は“もり”のみで、二八の白いのと、黒っぽいつなぎなしの十割。
白にしてみたが、香りが立っていて、状態の良さを感じる。もちもちした噛みごたえとうまみもあった。
そして器がまた、洋風に見えるのだがこの蕎麦に結構合っている。(銘を見て調べたら、岡崎達也というデザイナー)
店内の撮影NGのため、これ以上の説明ができないけれど、なるほどと思わせる構造というか形状が工夫されている。
蕎麦湯は小型の鉄鍋に入ってきたものを自分で注ぐようになっているが、テーブルに小さな炉が切られていて、そこに架けられる。ちゃんと炭が埋けてあって、隣に居た人が頼んだ中国茶用の湯は、しゃれた鉄瓶に入って同じように炉に置かれた。

カフェとしても使えるような感じだったので、またいずれその部分の確認も。

すじてつジャストライン-休日や すじてつジャストライン-休日や