中之島駅を出てから、センタービルを過ぎ、西側、島の端まで歩いていく。
暑いと思っていたのが、急に降ってきて、折畳み傘を取り出す。
船津橋を野田へ渡り、大阪市中央卸売市場の本場
すじてつジャストライン-大阪中央卸売市場本場
この写真では左下にあたる小さな一画が飲食棟となっている。

さくまあきらさんの仕事人裏日記で見ていたことのある「ゑんどう寿司」へ迷わず入る。
すじてつジャストライン-ゑんどう寿司

すじてつジャストライン-雑喉場橋標識のレプリカ

雑喉場と呼ばれた古くからの魚市場の趣を伝える、“つかみ寿司”。
おまかせで5貫ずつ、皿に盛って出てくる。
すじてつジャストライン-上まぜ1枚目
奥に見える鉢、左はもちろんガリ。右は醤油が入っていて、各人の小皿が出ないかわりに、ここからハケで直接濡らすようになっている。
HPにも書いてあった「炊きたてのごはんを冷まさずに」というほどシャリは熱いと思わず、程よい温かみ。ネタになじんで、箸でつかんでも崩れることなく、しかし口の中でほろりとする感覚は独特でいいものだ。
すじてつジャストライン-上まぜ2枚目

すぐあとから入ってきたカップルがビイル(Pモルツ)を頼んだので、歩いて汗をかいていたすじてつさんのノドが反応したけれど、ここはグッと我慢。
代わりでもないが、赤だし420円也。
高いようにも思えるが、シジミとミョウガ(これは季節で変わるのだろう)がたっぷりで、味噌の味も深いがしつこくない。
寿司ももう1枚くらいは入りそうだが、それはまたゆっくり来られるときにしよう。
店の人たちはちょうどいい気の回し方をしてくれるという印象。

野田から出ていた大阪市場への貨物線跡がおもしろそうである。
→鐵路回顧録 在りし日の大阪市場線写真集