先週からいくつかわだかまっていたものがあったのでメモ。

わだかまるって漢字で書くと「蟠る」。
調べたらワラジムシ、の意味だった。
蟠桃という語になれば不老長寿の桃。
『夢の代』を著した山片蟠桃(1748-1821)は、大坂の升屋という両替商に仕えていたので「番頭」をもじって号した。

最初から脱線してしまった。

一、臓器移植法改正案が衆議院で可決→内容はここ
結果として移植を推進するほうに向かうとしても、実にうわすべりした審議と採決ではないのか。
医師の技術は? 移植手術の拠点は? 海外へ行かざるを得ないところよりは費用がかからないとしても現実にはどうなのか? ブローカーやもっと怪しい人物が出てくるのではないか? 借金のカタにされるのが増えるのではないか?
A案が決まるために現行含め3つの対案が並んだように見るのはうがち過ぎだろうか。しかしそう見えてならない。

一、金正雲のスイス時代証言→中央日報 朝鮮日報 NNNは小学校時代の写真を入手
スイス・ベルンの公立小学校だった。
>「パク・ウン」と名乗り
あれ? 朴哲(パク・チョル)はいつの話だ?
彼らはいくつ名前を持って使い分けているのだろう。
使い分けなど器用にできるのかというのが大きな疑問である。替え玉するほうが楽な気がする。博多とんこつだけで充分だが。
そんなことより、世襲がどうのこうの以上に大きな問題がある。
世襲批判だけなら、日本だって国会議員を始め、あちらこちらにはびこっている状況だし、朝鮮には疑似王朝ができあがっているから仕方ないともいえる。
しかし小学校時代の写真くらいしかなく、勇み足と調査不足とはいえマスコミが別人の写真をつかまされてしまうような人物がなぜ、後継者として出てこられるかというのを誰も指摘しない。
いくら統制下でも、そんなナゾの人間にすんなり付いていくことができようか。

一、ヤナーチェクのシンフォニエッタ
ムラカミハルキの新刊に出てきて注目されているそうな。
1Q84 BOOK 1/村上春樹

1Q84 BOOK 2/村上春樹


この本に大して興味は持たないが、「シンフォニエッタ」が、しかもジョージ・セルのが6000枚も売れるという事実。発売から12日で100万部を超え、いずれ各巻100万になるのだろうか、その数字と比べたら微々たるものかもしれないが、CDが出てから20年で売れた数と同じだけ、一気に出てしまっているとのこと。

バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ/クリーヴランド管弦楽団


SWINGSWANG ←ブームにはならない話だろうと私も思う。
ジョージ・セルはクリーヴランド管弦楽団を育てたということくらいしか知らないが、せっかくヤナーチェクを聴くなら、母国チェコが誇るアンチェルやクーベリック(クベリーク)あたりの盤も見てみたら、というのは『1Q84』読者に対して余計なお世話か。

ヤナーチェク:シンフォニエッタ/クーベリック(ラファエル)

¥980

ヤナーチェク:シンフォニエッタ/アンチェル(カレル)

¥1,108

ヤナーチェク:シンフォニエッタ/タラス・ブーリバ/チェコ・フィル ノイマン(ヴァーツラフ)

¥923

ヤナーチェク:シンフォニエッタ/ウィーン・フィル マッケラス(サー・チャールズ)

¥1,333

マッケラスはオーストラリア出身だがチェコに留学してターリヒに教わっている。
上に挙げたのはすべて密林だが、安いものだなぁ。
このほかコシュラー/チェコ・フィルのもあれば、小澤征爾の若い頃のもある。

シンフォニエッタといえば、昔クボタのテレビCMで使われていたのを思い出す。