Sujiです。こんにちは。

サンフランシスコ・ダウンタウンはレイバーデイのストライキの叫び声が響き渡っています。

 

もう長いこと、メンロパークに住んでいて、

当時は、レイバーデーというと、子供の学校の新学期がはじまって、

一休みで、通学に必要なものを揃えるために

ショッピングに行ったり、バックヤードでのんびりBBQをして

この先の一年に備えるという感じでしたが、

街ではこんなにも違う風景が広がっていたのですね。

 

 

どちらの経験も日本人の私にはなかなか経験できない

面白いものですが、そういう喧騒のなか、

最近、テスラのエンジニアと複数知り合う機会があり、

びっくりしたことがあったので、

ここに記録しておきますね。

 

タイトルにもある通り

彼らが恐れていることは、

レイオフなんです。

今年の4月に10%の人間がレイオフされて、

次は自分なんじゃないかって不安なんだそうです。

もちろん、給料はいいし、昇給制度もすごく整っているので、

やる気は出るそうですが、

 

毎日のパフォーマンスを細かくスーパーバイズされているので、

就業中も緊張して、いるそうです。

特に31歳になるフィリピン人のエンジニアが話してくれたのは、

15年、必死で、テスラで経験を積み上げてきて、

給料も同じ年齢の人間に比べれば、はるかにいい。

けれども、サンフランシスコは家も高いし、物価そのものがクレイジーだから、

結婚など、考えられないし、

独立も当分ありえない。

親と同居するしか選択肢がない。

しかし、家には祖父母まで同居している。

どうしてかというと、フィリピンは人間が増えすぎていて、

親族を頼って、少しでも住みやすいところに老人が移動しているのだと。

 

(そういえば、確かに他の職業についているフィリピン人も自分の国はお金のことしか考えていない人がほとんどだと言っていたのを聞いたことがあります。)

 

他に話をしてくれたテスラのエンジニアはモロッコから来た人と、アフガニスタンから来た人と、ネパールから来た人でしたが、まあ、みんな30くらいで、圧倒的に若いのに、つらそうでした。

 

もうEV(電気自動車)の需要がないんだと。

話を聞いていたのはレイバーデー当日もありましたが、通常ですと、車市場はレイバーデーはセールがあるので、お客さんが絶えず、会社全体がとても忙しいそうです。けれども、少なくともアメリカではEVは頭打ちだというんですね。ライバル会社のリビアンもルーシッドもほぼ撤退だと言っていました。そのうえ、イーロン・マスクはカリフォルニアの方針に異議があるため、オフィスを全部、テキサスに引っ越すとつい最近、発表していました。ただ、彼らがいうには、だからといって、テキサスについて行った労働者はすでにレイオフされているということでした。

 

でもソニーはもっとひどいよ、というので、更に深堀りしてみると

90%の人間がレイオフされたというのです。

え?それは聞いたことないなあ、と思って後で調べたら、9%の間違いでした。

でも、それでもかなりな人数ではあります。

 

イーロン・マスクの中で、テスラにかける配分が変わってきているのかもしれないですね。

 

 

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