昨日

帰宅した時に

自宅のある階のエレベーターホールで

同じフロアのある家族とすれ違った。

夕食を食べに

レストランに行く

タイミングのようだった。

両親と小学校高学年の女の子の3人家族。

なぜか母親がかなり激昂していた。

軽く挨拶したら

私に気がついて

やや気まずい空気になった。

詳細はわからないが

母親が娘に

YouTube ばかり観て!と

言っていたので

娘の学校の成績に関して

怒っているようだった。


それで

自分があの女の子と同じくらいの頃のことを

ふと思い出した。


私は両親から

勉強しなさいとか塾に通いなさいとか

言われた記憶がない。

両親はどちらも

家ではいつも自分の興味優先で

本を読んだり何か作ってみたり

している人たちだった。

本を読むことや

いろいろなことを試してみることは

強制されなかったけれども

自然に自分もそうするようになった。


親が家でどう過ごすかを観て

子どもは家での過ごし方を

身につけると思う。


もしあの女の子が

YouTube ばかり観て

学校の宿題や試験が

疎かになっているとしたら

それは

あの子の母親あるいは両親とも

家でYouTube ばかり観ている

のかもしれない

これも

ピエール・ブルデューの言うところの

文化の再生産じゃね

なんて妄想してしまった。