7月14日のパリ祭の夜は恒例のエッフェル塔花火🎆です。


以前一度現場で見ようと近くまで出かけて昼間のパレードに勝るとも劣らない悲惨な思いをしたので(笑)すっかり懲りてしまいそれ以降はもっぱらテレビで見ることにしていました。


が! 今年はなんと友人宅から見られる事になりました。

以前から親しくしているアジアン骨董蒐集家のマルクさんが、3ヶ月前に同じアパート内で引っ越しなさったのですが、その新しいアパートが建物最上階(9階=日本式に言うと10階)でしかもなんと❗️エッフェル塔がほぼ正面に見えるのです。


お引っ越しと新しい骨董コレクションのお披露目でアパートの隣人たち数人と招かれた際に私が『ワオ🤩🤩🤩』と感激したら、じゃあ今年は我が家で花火を一緒に見ましょう、と私とディアナ(マルクと同じアルメニアルーツの友人)の2人を誘ってくれました。ラッキー✌️😊


場所と飲み物を提供してくださるので私とディアナとで食べ物は用意することにしました。


ディアナが前菜とデザート

私はラタトゥイユと天ぷら(変な取り合わせ😝)

夜の8:30、マルク宅に集合です。



8:40、まだこんなに明るいです。


コレクションのひとつ。

因みにこのブログを書いている今現在は既に違うコレクションが飾られているそうです。

私などは絵画を一度設置したら2度と変えないでず〜っとそのままですが😂

なにしろマルクは昨年から今年3月まで開催されたギメ美術館の《源氏の宮廷にて・展》に個人所蔵という形で屏風を貸し出ししたほどの本格的コレクターです。



遅い時間なので軽めの量にしました。


こちらはエッフェル塔の見える側とは反対側の窓からの景色。

22時を過ぎてようやく少し暗くなってきました。


23時を過ぎてちょっとエッフェル塔の様子を見ようとテラスに出て見たら向かって右(つまり西方向)で別の花火🎆が上がっていました。

しかしエッフェル塔はまだまだのよう.....


待つのが苦手な私は手持ち無沙汰MAXで今度はエッフェル塔の反対側のテラスに出てみました。

そうしたらこちらでも遠くではありますがほぼ正面で花火🎆が上がっています🤩


彼らの話ではサン・クルー辺りで上がっている花火🎇かな、と。


なかなか綺麗な花火で見惚れていたら、なんと更に❗️向かって左側(=西方向)の更に遠くのほうで別の花火🎆が上がっているではありませんか❗️


パリのこの辺りの高層階に住んでる人は毎年こんなにたくさんの花火を享受しているんだ〜と低層階しか知らない私はびっくりです。


さて23時30分

それまでオレンジ色だったエッフェル塔が一旦真っ暗になって闇に飲み込まれます。

いよいよ始まる〜🤩👏👏


そしてブルーになり

例年とはガラッと趣向を変えて今年はドローンを多用しオリンピックとシンクロした花火🎆でした。お見事👏👏👏

馬術やフェンシングなどフランスが得意とする競技種目が空に浮かび、そのアイディアの素晴らしさに圧倒されました。


最後は五輪マークとパラリンピックマークが空に描かれて終了でした。


《誰かの綺麗なお宅から親しい友人たちと一緒にエッフェル塔の花火を鑑賞する》という、パリに住んで以来私が密かに抱き続けてきた長年の夢がこうして叶いました。感謝🩷


パーフェクトな晩でしたがひとつだけでちょっと残念だったのは風向きの関係で花火の最後の方は濛々とした煙越しに見る羽目になったことかな。人間って本当に欲張りでいけませんね😅














パリ祭(この表現にはどうにも違和感を覚えるものの日本ではこれが通称ですから.....)が終わり早くも1週間が過ぎました。


今の世の中は何処にいても世界中で起きている事をオンタイムで見ることができるので、現地からの情報なんて殆ど価値がないと自覚しています。


なのでパレードの様子に関してはYouTubeにお任せし、現地在住ならではの情報だけ少しばかり.....


以前のブログでも書いたように今年のパレードはいつものシャンゼリゼ通りではなくアヴェニュー・フォシュで行なわれました。

ちょっと調べてみたところ

軍事省保管の資料によると、革命記念日の軍事パレードが最初にフォッシュ大通りで開催されたのは、なんと1918年で、現在のように凱旋門からスタートするのではなく、逆に凱旋門へむかって行進していました。しかも、大通りの一部でしか行進しなかったようです。

ということでした。


次にアヴェニュー・フォシュで開催される機会があったとしてもおそらく私はこの世にいないなあ!

じゃあやはり近くでもあることだし現場に見に行こうか?


一応朝早く起きて出かける支度までしたのですが、やはり気が乗らずやめました。


何故かと言えば......


すご〜く嫌な思いをするのが目に見えていたから、です😆


以前見に行った時の経験から言いますと、みんなで譲りあって一緒に仲良く見ようね〜などという人はほぼいません。

誰もが自分の確保した場所を絶対に譲ってたまるもんか❗️というオーラを丸出しです。


集まる人の層によるのかどうかわかりませんが、美術館などで人だかりのしている絵の前でiPhoneを構えるとスッと退いて撮らせてくれたりするのですが、パレードではそういう配慮は全く期待できません。


まあ絵のように動かずそこにあるものと、一瞬のうちに通り過ぎてしまうものとでは、同じような余裕は存在しないというのもよくわかりますが。


色々思い出してなにも嫌な思いまでして見に行かなくてもテレビで充分だわ、という結論に。


結果は大正解でした。


現場まで見に行った友人(私と違って遠くから駆けつけたのに!)の話では、今年は一般客はアヴェニュー・フォシュに立ち入ることさえ禁止されて、仕方なく近くの道路で炎天下、携帯電話でパレードを見る羽目になったそうです。


やはり行かなくてよかった❗️やれやれ😅


私のお気に入りの騎馬隊はいつもですと最初の方に登場して終わってしまうのですが、今年は彼らがパレード最後の主役を飾りました。

オリンピック聖火を持った人が馬に乗って登場🤩

なかなか見応えがありました。

その部分の動画はこちら

https://youtu.be/TazAxJQZLSQ?si=qYCwX5xc7Evmqv6T


こちらはテレビから。


興味はあるけれどYouTubeを探すのが面倒という方のために...

パレードの様子はこれでご覧になれます。

https://www.youtube.com/live/9DZs1bwthGQ?si=v5dCEWtdqlV_6BI6


さらに現地でテレビで見ている我々向けの、パレード準備の段階からの取材も含めたロングバージョンはこちらです。

https://www.youtube.com/live/Kh1I-jqHs78?si=8viw5EmLoEgQceSo


友人が立ち入ることさえできなかった当日のアヴェニューフォシュの様子



数日前に映画を見に行く際にここを通ったら仮設の椅子など全て撤去されて通常モードに戻っていました。


凱旋門を背にして見ています。

オリンピックの通行規制で通常より車が減っている感じ(笑)










さて、パリ祭の夜の恒例の花火🎇

今年はアパートの最上階(日本式の10階)に最近移り住んだ友人宅から見る機会がありました。

それについては次回のブログで書きますね❣️









ずっと冷夏だったパリですが昨日あたりから気温が急上昇です。

7月19日↓


7月20日↓


暑さに強い私はウキウキしていますが、オリンピックの時にこんなだと大変そう......

セーヌ川の大腸菌も一気に急増?🤣😂


さて、オリンピックも近づいた18日から始まった通行規制のせいで、レッドゾーンの我が家の周りの道路はカオスと化しています。

徒歩での移動は別に問題ありませんが、車やバイクなどの乗り物利用者は前もって申請したQRコードを見せなくてはこのレッドゾーンを通過できません。

大勢配備されているポリスも初めての慣れない事で手際が悪く時間がかかってモタモタしている模様です。


そして20日からは歩行者も影響を受ける事になります。

それはメトロやバスがオリンピック特別料金に値上がりするからです。

急上昇は気温だけではないのであります!😖


Ⓜ️のチケット1枚が普段は2,15€のところ7月20日から9月8日までは1枚4€に値上がりです。

またカルネという10枚綴りのチケットも通常の17,35€→32€に値上がりです。


ナヴィゴという定期券利用者にはこれらは適用されませんが、超出不精の私は定期券など買っても到底消化し切れずお得というには程遠いので持っていません。


私が普段使っているのはナヴィゴ・イージーという日本でいうところのPASMOやSUICAのようなチャージ式のカードです。


なので7月20日前に目一杯チャージしておきたい訳ですが、一枚のカードにチャージできるのは3カルネ(つまり30枚分のチケット)までです。


いくら出不精と言ってもこれで9月8日まで持たせるのは難しい😓


そこで仕方なくナヴィゴ・イージーをもう一枚購入してそのカードにも3カルネをチャージ。

これでとりあえず9月8日まで持ち堪えなくては.....


尤も私の最寄りのⓂ️駅は封鎖されますしどこもかしこも大混乱でメトロもバスも使えず結局のところ歩く羽目になるのだろうとは思いますが😓


ところでこの新しく購入したナヴィゴ・イージーですがなんと❣️オリンピック特別仕様になっていました🤩🤩🤩


まあパリのオリンピックの思い出ということで......ラッキー✌️🤩👍


それにしてもオリンピック便乗値上げで欲をかき過ぎた感のあるフランス🇫🇷

馬鹿みたいに値上げしたホテル、連泊しか受け付けない+キャンセル不可などと異常なまでに高ピーで臨んだものの思ったほど予約で埋まらずこのところに来て値下げしているみたいです。飲食店は通行規制のせいで材料の入手が困難だからという理由でこの期間はやってられないとばかりに休んじゃったり。美術館やその他の主なモニュメントも軒並み値上げでオリンピックに興味のない観光客からは敬遠されて。パリっ子達はさっさと田舎の別荘に避難してしまったし。


子供の頃に読んだイソップだかグリムだかの童話にも欲をかき過ぎて全部を失うお爺さんの話が出てきたものですが、今のフランスを見てるとこれらの童話を思い出さずにいられません😝😅