11月16日のよみうり大手町ホールでのコンサートから早くも1ヶ月が過ぎました。


毎回のことながら自身の演奏の反省点にばかり目が向いて落ち込む日々でした。


しかしまあこれはある意味毎度のことですし、100%自分のせいですから仕方ないとして・・・


今回非常に残念かつショックだった事があります。


それは.......ずいぶん沢山のお客様にプログラムが行き渡らなかったという事件です。


これはコロナ禍以降、日本ではプログラムの手渡しは禁止🈲されているということを知らなかった浦島太郎の私が負うべき責任かも知れないとショックを受けています。

フランスではコロナ禍でもコンサート解禁になってからはプログラムは手渡されていたので・・・


会場入り口に置かれているプログラムに気づかず、コンサートを最後までお聞きくださった方には大変申し訳ない気持ちです。


今回とびきりマニアックな選曲だったとは思いませんが、それでもお手元に紙版のプログラムがなくてあれらの曲をお聞きになったのでは「・・・?」だった方も結構いらっしゃると思います。


ホールからの要請で手渡し禁止に従ったのですからチケットの半券をもぎる際にひと言お声がけがあったらな〜などと思いますが、今どきは言われた事以外には余計なことはやらない、という風潮ですからそんなことは望むほうが悪いのでしょう。


残念なのは私が前もってそのことを聞かされていたら舞台上のトークで『皆さまお手元にプログラムをお持ちですか〜?』と言う事ができたのに・・・そうすれば少なくとも2部のほうは皆さま紙版プログラムを参考にしながらお聞きいただけたのに........


後悔しても始まりませんが、プログラムの原稿、特に歌詞の訳詞に関しては結構な時間をかけたので悔やんでも悔やみきれない思いです。


そこで今更ながらではありますが、一応こういうサイトをオンザフィールドが作ってくれたので今からでも見てみようと言う方がいらっしゃいましたらご覧くださいませ。




尚、プログラムに挟み込んだはずの2026年2月12日のランチコンサートのフライヤーも同時にご覧いただけます。


特にGoogleドライブを入手する必要はありませんし閲覧のためのパスワードもありませんのでリラックスしてご覧いただければ幸いです。









今年の8月、パリの我が家で或る会社のインタビューを受けました。

10月後半にアップされると言われたので夏にも関わらず秋っぽい洋服を着ています(笑)


結局延びに延びて今頃アップされた模様です。




こちらからご覧になれます。


ダイジェスト

https://youtu.be/ZEpfB5a8S6A


ここから一般の方が 全編をご覧になるためには、「もっと見る」をクリックして頂き

「J・Remy」にアクセスして頂くと全編をご覧になれます。


お時間あれば是非ご覧くださいませ❣️



9月第2週の初め、パリ郊外にお住まいの某ムシュー(仏語ではMonsieur Untel なので以降は『U氏』と書くことに )から「明日がこの夏最後のお庭でのランチとなりそうだから是非我が家にいらっしゃいませんか?」と心踊るお誘いを頂きました。

お天気が勝負のガーデンランチはいつだって前日に決まるのです。レッスンなどの外せない予定が入っていない日でラッキー😊


当日パリからご一緒させていただくのは帽子作家の女性(Madame Chapelière で以降は『Cさん』と書くことに)です。


ミスタービーンのあの映画でお馴染みのこのレストランがあるパリのリヨン駅から出発です。


聞き上手のCさんと楽しくお喋りしていたので、列車で1時間20分の旅はあっという間に過ぎていよいよ目的の駅に到着です。

U氏のお宅は駅から歩いて直ぐの好立地(実はこれは大事な要素です、特に郊外の場合には)。


門の前に颯爽と登場したU氏はすでにお料理をいっぱいご用意して待っていてくださいました。

お料理はどれもタンパク質の食材を除けば全てお庭の収穫から。


お野菜たっぷりの前菜たちがズラッと❣️

私はお酒が飲めないのでせっかくCさんがご持参くださった美味しい白ワインも飲めませんが、そんな私のためにお庭の収穫の梅で作った【さしす梅】というのをお水で割ってくださいました。すごく美味しかった😋








なんと❗️パンもご自分で焼かれたそうです👏

モチモチしていて美味しかったです。


お庭にいっぱいある果物の木からの収穫で作られたシャーベット😋


U氏のリクエストで我が家の近所のお菓子屋さんのケーキをお持ちしました。チョコレートがお好きということだったので。


その後のチーズの写真は撮り忘れ😅


よそ様のお宅なので写真を撮るのは控えましたが、お庭のたくさんのお野菜の量に圧倒されました。

またお庭の収穫で作られたたくさんのジャムや手作りの梅干しの量にも圧倒されました。

いったい毎日どれだけ働いていらっしゃるのだろう?

伺ったら5時間くらいしか眠らないのだとか・・・やはりね〜そうでなければこれだけのお庭の管理はできないでしょう。U氏はお庭にかかり切っているわけではなく他にも原稿依頼、教える、等々幅広く他のお仕事もある方だから・・・

8時間は眠りたい私には到底無理だなあ〜と思った次第😅


時々上から林檎🍎や桃🍑がポタリと落ちる(幸い頭の上には落ちてこなかったけれど)長閑な音を聞きながらの会話は弾みあっという間に時間は過ぎていきました。


そして❗️

U氏とこんなにゆっくりお話ししたのは初めてでしたが、意外と似たような意見の持ち主であることも嬉しい驚きでした。


なかでも特にびっくりしたのは......

8月中旬に私がある会社のインタビュー(まだ情報公開できないのですがOKが出たらお知らせしますね)で私がフランスと日本の違いについて喋ったのと全く同じ事をU氏がおっしゃったのです😳‼️

在仏45年のU氏と同じ意見だったので私の喋ったことも間違いではなかったんだな〜と安心しました👍


そろそろお暇する時間になりお庭のお野菜やお手製のジャムをお土産に頂戴しました。無農薬の100%BIOのお野菜たちです。

お家の暖炉の灰などが農薬の代わりだそうです。

持てる量には限界があって残念😢次回はキャリーバッグ持参でお伺いしようかな〜と欲深い私😝


早速、翌日から毎日食卓で楽しませて頂きました。



ズッキーニと紫蘇で。


こんなに熟れたトマト🍅はどうやって頂こうか?と考えて我が家伝統の食べ方をすることにしました。

それはトマトの砂糖漬けです。関東の人(私も東京生まれではありますが、ルーツは山口にある)に言うと気持ち悪いと言われますが関西の方には我が家でも作ると言われることも......

冷蔵庫でよ〜く冷やしてデザートとしていただくのです。

甘くて美味しかった😘


この肉薄のピーマン🫑がパリでは手に入らないのです。久しぶりに嬉しい☺️










紫蘇をたっぷり入れた納豆❣️


とにかくU氏のマメさ加減に驚かされた1日でした。

この超人的とも言えるマメさが女性(或いは男性でも)に向かったらU氏の人生は随分込み入ったものになっていたのでは・・・・😉

向かう対象が芸術(食も含めたあらゆる芸術的な)活動一択で良かったですね・・・って断言できるほどU氏のプライベートを詳しく知ってるわけではありませんが(笑)


でも❗️なにしろ私の若い頃はセクハラも当たり前のように人生の一部分、女性の側が用心深さと智恵を総動員して生きるしかなかったので、セクハラの大海原を見事に泳ぎ切って無事に生き延びてきた私はそのあたりの勘は今でも冴えているはず😁👍


U氏のマメさはもっとずっと崇高な土俵上にあるとお見受けしました。


これからパリはどんどん日が短くなりドンヨリとした灰色の毎日に向かいます。

こうして大地の恵みでたっぷり充電させて頂いたので元気に乗り切ることができそうです。

お招きくださったU氏、そしてご一緒してくださったCさんに心から感謝です❤️


追伸:6月29日のブログで書いたように最近はソーシャルネットワーク関連の諸々にちょっと疑問をいだき始めている私ゆえ、パリの情報を積極的に書くのはやめていますが、今回は久しぶりに書いてみました。お楽しみいただけたのであれば嬉しいです。