あまりにも不条理な出来事や、努力が実らない出来事が起きた時は、私たちは神にすがるしかない。

しかし、この男は違う。


かつて1年間一緒に住んだ同志である仲江メンバーが神戸を案内してくれると言ってくれたので、私は神戸に向かった。

そう、仲江メンバーは神戸っ子になっていたのだ(かつては城東区民)



"神とタイマンをはる男"


として、神へのアンチテーゼとして名を馳せた。


その牙は時が経っても丸くなることを知らずに、イモータル(死すべき運命の否定)として牙を研ぎ澄ましている。

彼女の前では牙が丸くなって、柴犬みたいになっていたけどね。








金を得た男は違う。
高校生の時は、複雑な事情が絡み合い修学旅行を自腹で行った男。
税金払うギリギリのラインでバイトを3つ掛け持ちしたおかげで修学旅行に行くことができた。


そんな男が叩き上げで築いた地位。




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部屋の中はミニマリストらしく、何もない。
完全に贅肉を落としきった室内。
フランフランやロフトに対して中指を突き立てる殺風景な風景を見て私はホッとした。

部屋の中がモテるための部屋になっていたらどうしようかと心配していたのだ。




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6階のベランダから見える神戸の夜景は、改装中のマンションで何も見えなかった。






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上記2種類のインテリアに見覚えがあった。
これらはボクがフランスに行ったお土産に買って来たものだ。
まさか数年越しに所有していたなんて。
義理堅い人間なのだ。
仲江メンバーは。






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南京町に来ても対して思い入れはないので通り過ぎただけだった。
神戸観光といってもほとんどお酒ばかり飲んでいたので、何一つ思い出にないし通りすぎるのみだった。
数年前に神戸にコンパ遠征以来の来訪だったので、感情を揺さぶられる出来事はなかった。


しかし、仲江メンバーがいる事により色彩は豊かになった。

ありがとう。

うんこが漏れそうなときに食べるカレーは特別な味がした。