永遠にInstagramで"人が食べ物を咀嚼する音"を聞かされたのは、後にも先にもない話である。
しゃりしゃり感やボリボリ感、パリパリ感の違いは分かるが、そこには好みの上下はない。
ただの音として存在しているだけである。



聞こえてくるのはただの食ってる音であり、それらを娯楽として楽しむには斜め上の発想力が必要なのだろう。





何度も何度も咀嚼音を聞かされると、耳が慣れてくる。
そして、音の違いも少しずつだが理解できるようになる。


そんなふうになる予定はなかったのに、この音はイマイチだなと心の中で判断できるようになってきた。
自分の中で音の好みも分かるようになってきた。
野菜スティックを咀嚼する音が好きだ。




ボクは洗脳されたというのか??





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翌朝。
六時半には起床し、七時半に川沿いのカフェで朝食をする予定だった。


しかし、起床したのが七時半。
外は雨。
飲みすぎたウィスキー(ボクだけ)



旅行とはそういうものだ。


フェリーで宮島へ向かった。
その船内でガラスに絵を描く様子は、「この人サイコパスなのかな?」と、疑わざるを得ない。
絵のタッチが猟奇的殺人犯の描写と似ているのだ。






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宮島に着いて食べた牡蠣カレーパン。
美味しいという噂を聞きつけ(ググっただけ)食べてみた。
中身の写真を撮り忘れた。
ただの紙を持った眼鏡の男の写真になった。







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海に浮かぶ大鳥居。
それを邪魔するメガネ。








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宮島を後にし呉市の大和ミュージアムに行ってきた。
零戦と大和模型を見てきた。





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広島では汁なし担々麺が流行っているらしいので、バスが出発する30分前に食べた。
味は普通。


普通の汁なし担々麺を食べ終えて、バスに乗り込み、二秒で寝た。


起きると大阪だった。
帰宅。







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後日。
大野くん(陰キャラ)の出身が広島であることを忘れていた。
この腐れ外道とは来月から、ひょんなことから同棲することになった。
そういえば、18歳の時に実家を出てから1人で住むより誰かと住んでる期間のほうが長かった。
マルタとイギリスにいた時はホームステイだったし、ニューヨークにいる時はルームシェアをしていた。
18歳から23歳までは、いろんなタイプな人間と苦楽を共にしたものだ。


そんなノスタルジーな感情はどうでもよくて、こいつと住むことにより家賃収入として3万円手に入ることになる(住んでいる家賃が6万円なので折半)


なぜいっしょに住むことなったか?
こいつは既に人生を終わらせてしまったので、再生するためのリハビリ期間なのだ。

人の不幸に対する嗅覚が鋭いボクは直ぐに救済人として名乗りを上げ、彼の真っ逆さまに落ちていく人生を、赤ワイン片手に眺めていたいのだ!


ガハハッ!