久しぶりに”大感動”でございもした!
「泣きました。」
去る5月19日(日)王子の朝稽古に行きもした。
鈴木康功範士の稽古姿を拝見しもした。
「えっ?」、一瞬疑いもした。
仲間たちの話では、範士は、喉頭がんで流動物しか取れず、寝たり起きたりとの事でありましたが、その病人さんが剣道連盟の朝稽古に参加されている!13人の八段の先生方の最上席に”りん!”と立って稽古されている!
びっくりし「大丈夫かな?」と思いましたよ!
喉に見える白い包帯が少し痛いたしかったけどーーー。
しかし、さすがに若手の激しい突っつ込みをきれいに捌きながら、時に攻め込んで面に乗られている!
お元気なころの稽古と変わりなく、あの“リん”とした真剣な稽古お姿でした!
まさに”鈴木康功ここにあり!”でしたね!
その真剣で、一途なお姿を見て、思わず涙がこみ上げてきもした!大感動でございもした。
これまで、兵庫県の剣道界を引っ張り走り続けて来た「自負」もあり「誇り」もあり「様々な心の葛藤」もあったじゃろうにー! 男の極めた道への一途な姿に感動しましたね。「”男鈴木さん”じゃあなあ!」と。
フト、「こりゃあ、肩が痛いの膝が痛い!と言うてる場合じゃアないぞ!」と思いもしたね。
”恥ずかしい!”
私しゃあね、この二年間、」左肩の次に右の肩も痛め自分なりに悩み、苦しみ苦労したつもりでしたが、鈴木範士のあのお姿を拝見させていただき、そして、沢山悩まれたであろう”心の葛藤”を推察させていただくと私らごときの苦労なんて、”オナラ一発”じゃったと気付きもしたさ。
「工夫が足りんのじゃあ!」天の声でございもす。
先年、恩師が「二刀は、ブルドーサーの攻めが無くちゃあ二本遊びなんだ」と言われてました。
そして、自分なりにはその努力はして来たつもりでしたが、いつも肩を気にしてましたかなあ!恩師は、雲の彼方で「フン!」と鼻の先で笑われておられると思いモス。そして「肩を忘れる事だよ!」と。
「そうだ、重戦車戦法で行こう!」と思いつきもした
「戦車の大砲で球が打てんでも良かじゃあなかね、戦車でズーッ!と乗り込んで行って最後は砲頭で敵を払い飛ばせば良いかじゃあなかかい!」と。
肩の痛みはその次です!
鈴木範士のあの一途なお姿から、とんでもない教えを頂き唯々感謝の二刀修業でございもす!
「ブルドウサーから重戦車戦法へ」
”男鈴木さん”、ありがとうございもす!感謝です。
酔天牛