久しぶりに新鮮な感動を頂きもしたね。

 

先日、私ども後期高齢者の夫婦が、近所のドコモショップに行きもした。

妻が、新しい携帯の操作に四苦八苦しているのであります。

 

さて、店内は五組のお客さんの対応中で手一杯のようでしたが、しばらくすると20代と思しき娘さんが「お待たせいたしました」と飛んで来てくれました。

「すんませんなあ!先日、買う時にいろいろ教えてもらってるようですが、なんせこの歳ですから使いこなせないんですよ」

「そうですか解りました、まず使ってみて下さい」と。

いろいろ操作の不都合の現状を話すと、それから娘さんの親切な説明が始まりました。

嫌な顔一つ見せずこんこんと説明し、そしてお客に触らせ、それから最後は自分でセットして又お客に操作させるのですね。

根気の要る仕事ですなあ!

 

一通り携帯の件が終わり、ふと彼女のおなかを見ると、チョイと大きいんですね。

「あんた、お目出度?」と聞くと「そうです!」とニコリでした。

「そうか、おめでとう!、がんばってよ!ご両親も楽しみにされてるよ」と。

「ありがとうございまあす!でも、これで3回目ですから、、」とニッコリでした。

「えっ?その若さで?」思わず喉の奥でつぶやきもしたよ。

聞けば、上に9歳と5歳のお兄ちゃんがいて、お腹の子供は女の子で「楽しみです!」との事でございもす。

「へえ!がんばるね!あんた失礼じゃけど20代でしょう?」

「そうです。28歳です。3人いたらもうこれで十分です!若い時に苦労して後半人生に楽させてもらいます!」と、にこやかな笑顔でしたね。

「すばらしい!」私しやあ、思わず拍手しましたね。

 

このところ、新聞やテレビの報道で「少子化問題」が論じられ、国の先行きが危ぶまれている中、こんな娘さんに接して”ほッ”とさせられた一時でございもしたね。

 

私しゃあ思いますがね、人間であれ、動物であれ、植物であれこの地球上で生かされているすべての生き物たちの大きな役目の第一は、生かされて来たこの地球さんに「子孫を残すこと」であります!それが地球さんへの感謝の姿勢であると、断じもす!

やれ、お金がどうの、財産がどうの、あげくの果ては名誉がどうの!とごたくを並べていますが、そんなものは、この一点に比べれば、”オナラ一発”であります。勿論、努力してもお子さんに恵まれない方は、論外でございもすよ。

私んとこの近所にも、結婚しない”しない娘”や離婚しての”お帰り娘”や、自分の人生が大切じゃから子供は計画しないとか、、さまざまな人生を背負っている若者たちがいますが、悲しかね、いや、ワビシゅうございもすなあ!

 

それに比べれば、この娘さんの大きなこと、「天皇杯」でもあげたい気持ちでございもす!

この若い母親は、きっと、”すばらしいお母さん”に育てられたのであろうと、思いますね!

私しやあね、50数年、子供たちに接してきた経験から申し上げモスが、「子供は、母親のバックミラア」でございもす。

すばらしいお母さんに育てられたこの若い母親さんが、次は、その3人のチビちゃんたちを、必ず、日本国の財産たちに育ててくれると確信していますよ!

 

逆に、後期高齢者の二人が、若い母親に改めて”最後の青春”を頂いた一時でございもしたなあ!

「ありがとさん!のサンサン、さん!」でございもした。

 

頑張り屋の若いお母ちゃん、がんばってよ!

 

陰から応援しちょりますばい!ブラボウ!でした。

                                    酔天牛「とまり木」道場