この日、八幡のライブハウス「デルソル」では、
「ドグラマドラ」と「呆けすとら」の共演ライブが催されました。

折尾にあったころは、(h)もよく通っていた「デルソル」ですが、
現在の場所に移転してからは初めて伺いました。

鉄骨造二階建ての店内は、天井が広く客席のスペースも十分で、
さまざまなジャンル、バンド編成人数、観客数に対応できそうな雰囲気でした。

バイオリンの谷本仰さん、ドラムの白川和宏さん、ベースのフクヤマワタルさん、チューバの高岡大祐さん、
そしてもちろん店長さんにもご挨拶して、「2010年度北九州文学」をお渡ししました。

コンサートの内容は・・・
白川さんの大胆で繊細なリズムの上で、フクヤマさんのベースが奏でるリフを骨格に、
高岡さん達のホーンセクションや、谷本さんのバイオリンが彩り(というより劇薬?)を添え、
それを宮野章さんのギターが捌く、調和的なノイズの洪水が・・・

まさに「退屈の対義語」で表現したくなる空間でした。


そして、そんな非日常的空間で(h)の前に現れたのは、九州フィールドワーク研究会の「めいめい」女史(!)
「広島の大学院にいるはずの『めいめい』が、何でここに?」
と混乱する(h)に、
「明日の『大學堂』の谷本さんと高岡さんのデュオ・ライブにも行こうかな・・・」
と言い残して去っていく「めいめい」
・・・恐るべし、「ドグラマグラ呆けすとら」のパワー。事象の地平まで音の回廊が続いていたようです・・・