今日のNHKおはよう日本

札幌医科大学で行われている脊髄損傷の方への再生医療の治験

高飛び込みで脊髄を損傷した患者様のマヒした手足が、驚異的に回復した様子を放送しました。

 

この再生医療薬は、札幌医科大と医療器具大手「ニプロ」(大阪市)が共同開発した脊髄損傷に対する治療用の幹細胞「ステミラック」

薬価は1495万7755円(1回分)

今春より、治療開始

 

この再生医療の治験とは

今回の治験薬について

この治験で用いられる治験薬の原材料は、患者さん自身の骨髄液の中にある自家骨髄間葉系幹細胞です。

骨髄は血液を作るところで、骨髄液の中に神経や血管系などの細胞・組織へ分化する能力を持つ「骨髄間葉系幹細胞」が含まれています。
自家骨髄間葉系幹細胞は、脳の神経組織を再生させると考えられています。

患者さん本人から採取した骨髄液中の骨髄間葉系幹細胞を分離し、自分の末梢血を用いて培養して治験薬を作ります。
治験薬を点滴投与することで、後遺症の軽減を目指します。

骨髄間葉系幹細胞とは?

骨髄間葉系幹細胞 mesenchymal stem cell(MSC)は、骨髄液に含まれる骨髄細胞のうち0.1%程度含まれる、内臓、血管系、骨・軟骨、脂肪、筋肉、さらに神経へ分化が可能な細胞です。

細胞表面抗原マーカーによる検証では、CD34(-), CD45(-), CD73(+), CD105(+) であり、in vitroの培養においてプラスチックに付着する扁平・紡錘状の直径10µm程度の細胞です。

 

自家骨髄間葉系幹細胞による治療

【治療の流れ】

① 脳梗塞患者の腸骨から局所麻酔下で骨髄液を採取
② これを細胞調製施設(CPC)にて目的の細胞を分離し、
  約2週間で約1万倍に培養
③ 約1億個の細胞を40mlのバッグに封入し細胞製剤を製造
④ この細胞製剤を30分~1時間かけて一回静脈内投与

 

現在脊髄損傷の方の治験募集は終了しており、脳梗塞治験参加患者様を募集中とのこと

治験の参加基準

【参加できる方】
  • ① 年齢が20~79歳の方
  • ② 脳梗塞(ラクナ梗塞を除く)と診断され、現在入院中で治療を受けている方
  • ③ 発症後20日をめどに転院できる方
  • ④ 歩行や体を動かす動作には介助が必要、または常に介護と見守りを必要とする方

【参加できない方】
  • ① 意識状態の悪い方
  • ② B型肝炎や梅毒などの感染症を持っている方
  • ③ 貧血の強い方
  • ④ 脳卒中などの再発の可能性が高い方
  • ⑤ 脳梗塞以外の脳の疾患のある方、または既往のある方
  • ⑥ 悪性腫瘍や重度の疾患の既往がある方
  • ⑦ ペニシリンアレルギーおよびショック、アナフィラキシー様症状などの既往がある方
  • ⑧ 全身状態が不良な疾患(腎疾患、心疾患、肝障害)などのある方

現在は治験の段階ですが、脳梗塞の後遺症、まひ・しびれ・失語・意識障害等でお悩みの多くの方が

この再生医療で助けられる日が、早く来てほしいと心から思いました。

 

札幌医科大と医療器具大手「ニプロ」(大阪市)が共同開発した脊髄損傷に対する治療用の幹細胞「ステミラック」薬価は1495万7755円(1回分)

が、厚生労働省から製造販売の条件付き承認を受けた。脊髄損傷に対する細胞医療として初の実用化になり、今春から治療を開始する見込み。

 けがから31日以内の重症患者が対象。骨髄液を採取し、間葉系幹細胞を取り出して増殖させ、静脈に注射する。幹細胞が損傷した神経の再生を促し、知覚や運動機能が回復。リハビリ以外の有効な治療手段となることが期待されている。同様の治療で、脳梗塞やパーキンソン病などの神経疾患でも症状の改善が見込めるという。

 最大7年間の期限でリハビリのみの患者と回復を比較し、有効性が示されれば販売を継続できる。札医大の本望修教授は「慢性期の患者に対しても研究を継続したい。一人でも多くの患者を救いたい」と話した。

 

 

 

 

みなみ野治療院 042-636-6696 担当山田

 

よろしければ下をポチリ、お願いします。

 

皆さまの応援が励みになります。


にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#子宝鍼灸 #訪問 マッサージ #不妊 #八王子市 #町田 #相模原 #立川 #脳梗塞 #逆子 #灸 #橋本 #青梅 #脳出血 #くも膜下出血 #マヒ #麻痺 #しびれ #産後 #骨盤 #矯正 #美容 #鍼灸 #小顔 #みなみ野 #訪問 不妊 脳卒中