デンマークのビール醸造会社 Carlsberg(カールスバーグ)をご存じでしょうか?

 

同社では、世界で初めて木質繊維でつくられた、完全に生物分解が可能で、ペットボトルと同じくらい軽いビール瓶、グリーンファイバーボトルを開発しているそうです

 

 

開発の背景は、同社のCO2排出量の約45%が ビール瓶、アルミ缶、段ボールなどの包装材に由来していることから、その削減を目指す取り組みの一環とのことです

 

同社の開発担当副社長によれば、ボトルの内部バリアには薄いプラスチックフィルムを使用しており、現在2つの新しいプロトタイプを研究中とのことです。一つ目はリサイクルPETを、もう一方は100%バイオベースのPEFを使用しているそうですが、個人的にはリサイクルしやすそうな後者の方がよさそうな気がします

 

この情報をブログに書いた理由ですが、コストとか強度とか、いろいろ課題はあるでしょうし、上記のプラスチックフィルムは気になりますが、このグリーンファイバーボトルが、マイクロプラスチック問題を孕むプラスチックPETボトルの代替に将来ならないかと思うからです

 

そして、もうひとつの理由は日本の家庭用ビールはアルミ缶が主流ですが、欧州では圧倒的に瓶が主流です。とにかく、重い瓶に詰められたビールをケースごと自宅に持ち帰り、飲み終わった後、ケースに入れてお店に空瓶を持っていくことはかなりの重労働です。特に年配者は軽量のグリーンファイバーボトルを歓迎するのではないでしょうか? CO2削減にも直結しますし、いいコトづくめではないかと感じます