5月27日の日経オンラインからのご紹介です

 

まずはニュースの動画をみていただくのが手っ取り早いと思いますのでよろしければ

下の動画をご覧ください

 

 

動画をご覧いただければある程度の概要はご理解いただけると思いますが、一番の特徴は汚れたペットボトルやキャップやラベルのついたペットボトルもリサイクルする24時間稼働工場が岡山県津山市にできたという点です。年間の生産能力は25,000トンで、中部圏から九州まで広範囲の集荷を期待されているようです

 

疑問点は

◆    複数回の洗浄と選別工程を設けて採算がとれるのか?

◆    集荷時に圧縮されて運ばれるキャップやラベルをPETからどのように分離するの

  か?(注:キャップは基本 比重選別、ラベルは風力選別ではないか想定しま 

  す。また、工程の最初で人による分別をやっていますが、どこまでやっているの

  かなど詳細は現場をみないとわからないです)

◆    再生されたプラスチックはセブン&アイグループ製品の容器包装等として利用さ

  れているのか? その場合、これまでのバージンプラスチックと比較してどれぐ

  らいコストが安くなっているか?

 

フランス ヴェオリアの日本法人、三井物産、セブン&アイの強力な三社協業ということですが、特にヨーロッパでソーティング事業を当たり前のようにやっているヴェオリアが、ソーティング事業を支える自動化技術や設備と日本の分別を含む考え方や習慣などをどのように融合させているのか。個人的には興味深いところです

 

まだ、稼働して間もないようですが、ぜひ事業を成功させてもらい、マテリアルリサイクルでの永遠の課題である 異物の混入、プラスチックに代表される品種別の木目細かな分離、品質の確保、経済性の確保、Co2の削減などに持続的に貢献してもらいたいと思います