なんで自分のことを知ろうとするのかというと、興味本意ではありません。

新幹線で大阪から東京に行こうとしたら、手持ちのお金を調べますよね?
もしリレーで勝ちたければ、みんなのタイムをまずは調べますよね?
受験で合格したければ該当科目のレベルをまずは調べますよね?

なにかしようとすれば、自分のことを知ることはものすごく有益です。
そして何かをすることによって自分を知ることもできます。

なにも目的もやることもなければ今の自分を知る必要はありません。

自分というものは何種類あると思いますか?
ちょっと考えてみてください。







自分だけが知っている自分
周りだけが知っている自分
自分も周りも知っている自分
自分も周りも知らない自分
自分も周りもあると思っている自分
自分も周りも無いと思っている自分
自分があると思っている自分
自分が無いと思っている自分
周りがあると思っている自分
周りが無いと思っている自分
自分はあると思って周りは無いと思っている自分
自分は無いと思って周りはあると思っている自分


どうでしょうか?
いくつかは統合しても良いのですが、けっこうありますよね。

どうでしょうか。
全ての自分を分かっているでしょうか?
心をオープンにできる人でも自分のことを正確に測ることは難しいです。

90%の人はこの事実で自分を知る旅が終わります。
自分を守る本能が好奇心を上回るという理由ががほとんどです。

もしも若い子が、小さな子が自分を捉えるスキルを持っていれば、その先の目標や困難に対しても解決策を見つけるスキルを持つのは簡単です。
受験なら、自分の学力を具体的に分かっていれば、どの科目のどこに力を入れれば良いか分かります。
自分の学力が分からなければ、とにかく色々な科目を頑張るしかありません。
同じ頑張りでも差が出るのはこういうところです。

自分を知る、第一歩として近い人に自分について聞いてみるのも良いかもしれません。