「○○一筋50年!」
なんて言葉をみたらみなさんはなんて
思いますか?
「その分野のプロフェッショナル」
そう感じると思います。
先日お亡くなりになられた
桂歌丸師匠もその1人。
回答者として40年、
司会者として10年。
「笑点」とともに過ごされました。
「笑点」は
数少ない支援金を国から受けていない
伝統芸能の1つです。
この功績を50年以上、
支え続けた1人が桂歌丸師匠です。
歌丸師匠は
並大抵ではわからない。
ねっからの噺家の「変態」です。
生涯を全て、噺家として、
笑いに変えるという生き方をされました。
自分の嫁を「鬼嫁」と呼び
自分の娘を「ブタ」と呼んだ話は
有名なお話です。
ですが、歌丸師匠自身も
「笑いが取れるなら俺を墓に入れろ」
と自分を殺す表現さえ、
笑いに変えればいいと叱咤したと
林家たい平さんが公言しており、
落語への熱意が半端なかったことが
わかります。
また笑いの質についても
厳しい視点をもっており、
裸芸のことをかなりバッシング
していらっしゃいました。
「噺家」として日本という国の言葉を
いかに巧みに使えるかが「お笑い」である。
とはっきり仰られていました。
いくら時代は変われども、
笑いの質というものは変えてはいけないと
いうことだと私は感じました。
スーツファッションも
同じだと思います。
スーツも古き時代から
正装として現在まで
伝統を受け継いでいます。
そこに現代のファッションとしての
個人的主張が加わり、
さらにおしゃれなビジネスマンが
増えていることはすごく嬉しいことですし、
そのおかげで私たちはご飯を
食べることができています。
しかし、もとは
スーツというのは戦闘服であり、
正装であるんです。
TPOに合わせたマナーのファッションです。
柄が派手でかっこいい、
他にないからかっこいい。
おしゃれ着としては正解です。
しかし、ビジネスシーンで来ているスーツは
おしゃれ着ではなく戦闘着だと
私は考えます。
相手にどのような印象を与えるのか、
自分の仕事をより相手にうまく伝えれるか、
より仕事が効率よく進んでいくための
ツールの1つしてのスーツが必要です。
相手がいかに自分を必要として
くれるように
見せることができるのがスーツです。
体に合ってないスーツ、
柄はおしゃれだが薄いスーツ。
それを着て、
この商品は質がいいんですって
伝えることで
君本当に質わかってる?って
思われるのも当然ですよね。
私たちが提供するスーツは
その人の仕事が
上手くするためのスーツだと。
売れるようにするための
道具の1つなんだと。
これで明確に見えましたね。
おしゃれは最低条件。
それを超える付加価値を与えるのが
僕たちの仕事です。
自分がお客様に
1番与えるべき価値はなになのかを
もう一度考え直すきっかけになりました。
そして、
自分たちが目指す価値提供への
プライドを持つことを
歌丸師匠から
教えていただきました。
ぜひ一度みなさまも
自分の扱う商品の最大の価値は
なんなのかを考えてみてください。
長い文章読んで
頂きありがとうございました☺️