前回https://ameblo.jp/suisyo2008/entry-12451490444.htmlの続き

新人のクセに大きな仕事を任された私に

次第に先輩方のあたりは強くなっていきました


本来ならば、冗談とはいえ前菜場担当を切り出した料理長が私を擁護するのが筋というものです

しかし

8人で構成されていた調理場に、私の味方は2人だけでした

というのも、私が勤めていた会社は

九州にある調理師学校と深い提携関係にあり

社員の7割が九州出身者という有り様でした

私の店で本州出身の調理師は私と副料理長のみ


私の味方は副料理長と私の前菜場前任者だけでした。

前任者も宮崎出身だったのですが

私に押し上げられる形で、上位職に就いたため

私に対して一定の好意を抱いてくれていました

まあ、年齢が一歳差という事も気の合う大きな要因ではあったのですが


その2人がほぼ同時に転勤

キッチンに私の味方が居なくなった後に残った大きなプレッシャーに

当時20歳の若僧は耐える事は出来るはずも有りません

日々精神的に追い詰められ

営業時間中のみ、割れるような頭痛が襲い

終業の瞬間に消える痛み

退職は負けを意味している・・・・・

そう思い込んでいた私は・・・・・

遂に白旗を上げる決意を固めました


言うまでもない事ですが

そのような職場から離職することは負けでもなんでも有りません

自分の精神を病んでまで

自分にも、自分の大事な人にも優しくなれないような余裕のない人生を歩む必要など

皆無です






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