4/22 GemstoneDream定期ライブ@SPACE BRIDD大手町 | もうね。なにがなんやら

4/22 GemstoneDream定期ライブ@SPACE BRIDD大手町

今回は4/22に行われたGemstoneDream定期ライブ@SPACE BRIDD大手町の模様をレポートしていきます。

○ライブ概要

GemstoneDreamは2021年10月30日にデビューしたアイドルグループです。今回のライブの時点で活動開始から約半年というかなり若いグループですね。当初は餅縞澪ちゃん、桜羽希茉ちゃん、日南田梛乃ちゃんの3人でスタートしたようですが、先日桜羽希茉ちゃんが卒業、直後に岬優華ちゃんが加入し現在は3人で活動しているようです。ちなみに岬優華ちゃんを加えた新体制でのライブは今回が2回目だそうです。私も今回初めて見させていただきました。知ったきっかけは先日Pimm'sの定期ライブからの帰り道、渋谷で餅縞澪ちゃんから頂いたビラでした。定期ライブを開催されているということで、平日の参加しやすい遅めの時間帯ですし、ワンコインということで早速行ってみた次第です。グループ名からすると2018年に解散したGEMを想起させますが関係はないようです。ただ「キラキラ輝く宝石のようなアイドルグループ」目指しているということで、宝石をコンセプトに持ってきているという点では共通していますね。

 

ライブが行われたのは4/22金曜日、スタートは20:30でした。会場はSPACE BRIDD大手町、いわゆる雑居ビルの6Fの1フロアでした。おそらくライブハウスではなく、普段は撮影スタジオとして使用されているようです。会場の前方は椅子席で10席があり、後方は立ち見エリアとなっており、30人ほどでいっぱいになりそうな広さでした。メンバーの立つステージは、高さこそないものの一応段差があり、前方は着席前提の椅子席ですので、どこからで見やすいかと思います。この会場にライブスタート時点でお客さんは15人ほどがいらっしゃっていました。入場料は無料で必要なのは1ドリンク500円のみ、お安いですね。なお静止画のみ撮影可で声出しがOKでした。コロナ禍の下、声出しOKな現場は初めてです。

○ライブ本編

ライブはほぼオンタイムでスタートしました。ピアノっぽい音を主体としたオーバーチュアにのってメンバーが一人ずつ登場。衣装はパステル調となったそれぞれのメンバーカラーをメインとして、ふわふわとしていたとても可愛らしい感じ。衣装からするといかにも王道アイドルといった印象を受けました。これでいきなりデスボイスとか絞り出されたりすると、まあそれはそれでインパクトがあっても良いですが。まずはセットリストから。

 

4/22 GemstoneDream定期ライブ@SPACE BRIDD大手町

セットリスト

01.STARLIGHT KiSS

MC

02.スタートライン

MC

03.ユビキリ

MC

04.GemstoneDream

 

全体では4曲の構成でした。なお全てオリジナル曲のようです。1曲ごとにMCを入れられており、ライブは21:07まで行われました。1曲目は「STARLIGHT KiSS」。メンバーの雰囲気、衣装から王道アイドルという雰囲気を感じてはいましたが、楽曲も王道アイドルソングといった感じですね。ただ、ほとんどをソロパートで構成されているという点がちょっと変わっていますね。1曲目を聞いた限りでは、3人とも声の感じは似ているように思いました。どちらかと言えば年頃の女の子らしく高めの声で当たりが優しく可愛い感じ。ただ声はそれほど大きくなく、カラオケに埋もれちゃうこともしばしばでした。これはビルの6Fというロケーションも関係しているのかもしれませんね。

 

1曲目が終わりますと1回目のMCが入りましたが、ここで自己紹介はありませんでした。その代わり席に座っていた人も立たせ、次の曲に向けての準備運動の時間となっていました。ここで司会進行を務めていたのは黄色の日南田梛乃ちゃん。以降のMCも基本、日南田梛乃ちゃんが司会進行役を務めていました。2曲目は「スタートライン」、この曲の前に準備運動をしていたのは途中にジャンプする振りがあるからのようですね。動きがあり、対バンなどでは盛り上がりそうな曲ですね。3曲目は「ユビキリ」。2番のBメロ、白の餅縞澪ちゃんによるしっかりとした低い声がとても印象に残りました。この辺りから何となくメンバーそれぞれの特色が見えてきたような気がしました。歌割は新メンバーの岬優華ちゃんのソロがちょっと少ないかなといった感じで、日南田梛乃ちゃんと餅縞澪ちゃんがリードしていくようです。

 

3曲目のあとのMCでようやく自己紹介。次は最後4曲目、といったところで運営スタッフさんが登場、嬉しいお知らせが発表されます。内容としては10月22日に予定されている秋葉原PARMSでの公演までに持ち歌が最大8曲追加されるとのこと。ただし条件があり50人動員達成するごとに1曲追加されるそうです。つまりPARMSのキャパシティは400人が最大なので満員にすれば8曲が追加、半分の200人だと4曲になってしまいます。現在の持ち歌が4曲なので12曲になるわけですから、ぜひ満員にして12曲になると良いですね。また日南田梛乃ちゃんの舞台出演決定の発表もあり、その後4曲目「GemstoneDream」となりました。4曲目の後はアンコールがなくライブは終了、以降は特典会となりました。



○まとめ

メンバーのビジュアル、衣装から王道正統派な印象を受けましたが、楽曲、パフォーマンスもいかにも正統派アイドルといった感じですね。メンバーの可愛いらしいビジュアル、衣装もメンバーカラーを前面に押し出し、メンバーの可愛さをより際立たせる華やかな感じ。曲はどれも奇をてらった感じもなく、すんなり耳に入ってくるアイドルソング。これを聞いて嫌いという人は少ないんじゃないでしょうか。パフォーマンスも同様ですね、可愛らしいですが上にも書いた通り、インパクト、力強さといった部分は弱めかなと思いました。もっともこれらは可愛らしさとは反比例しやすく、両立は難しいですからね。可愛らしさを重視し、徹底されているなと思いました。歌われた4曲いずれもオリジナルソングということで、活動から約半年で4曲を揃えているというのは運営側もしっかり取り組まれている印象を受けますね。ただ4曲のうち3曲がメッセージ性の強い曲なので、聞いていてちょっと重いかなと思いました。

4曲ということでまだまだメンバーの特徴をしっかり把握できるという状態ではないのですが、日南田梛乃ちゃんは女優志望というだけあって曲調に合わせた空気感を作るのが上手い印象を受けました。特に表情ですね。3曲目の「ユビキリ」はファンとの約束を歌った内容で、その真剣な表情は曲の内容が決してこの場かぎりのものではないよ、と訴えかけているように感じました。一方で岬優華ちゃんはチアをやっていたということも関係してか、基本的に明るく華のあるパフォーマンスに思いました。明るく軽やかな曲はより明るく、暗めの曲でもそれほど重くはならない、そんなパフォーマンスになるのではないでしょうか。餅縞澪ちゃんには声の良さを感じましたし、これらメンバーそれぞれの個性がうまく組み合わさっていくととても面白いグループになるのではないでしょうか。その点からしても持ち歌が8曲増えるというのはとても良いことだと思います。個性がかちっとはまった名曲が生まれるかもしれませんね。

 

もう一つ、「ユビキリ」の封印をかけて先日開催されたワンマンもチケット100枚を売り切ったという企画力もグループの特徴の一つかなと思います。8曲を増やす、400人規模のワンマンを開催するという積極姿勢も良いですね。なかなか思い切った決断をしにくい現状において、ここまでの真剣な運営さんというのはなかなか珍しいかもしれませんね。今回の私もそうでしたが、格安のチケット料金でメンバーを間近で見られるチャンスがまだまだありますので、今のうちにチェック、定期ライブにふらり出かけるのも良いかも知れませんよ。おすすめです。