2/23ハープスター1stシングル「僕がここにいる意味」発売記念ミニライブ@ららぽーと柏の葉 | もうね。なにがなんやら

2/23ハープスター1stシングル「僕がここにいる意味」発売記念ミニライブ@ららぽーと柏の葉

今回は2/23に行われたハープスター1stシングル「僕がここにいる意味」発売記念ミニライブの模様をレポートしていきます。

○イベント概要

ハープスターは2019年に結成されたアイドルグループです。アイドルグループの成り立ちは色々ありますが、ハープスターはオーディションによる選抜を経ての結成となっております。当初は7人でしたが入れ替えもあって現在は5人で活動されています。オリジナルの楽曲はいくつかお持ちのようですがシングルCDのリリースは3/15に発売される「僕がここにいる意味」が初。今回はこの1stシングルの販促イベントとなっております。

 

イベントは11:00からの1回のみ。少し早めな時間からのイベントとなっていましたが、その後に柏で対バンライブ、さらに全国ツアーライブを開催予定だったためです。1stシングルリリースまではかなり時間がかかった感じですが、活動は非常に活発ですね。会場となったのはららぽーと柏の葉です。野外スペースでのイベントなため天候に左右されやすい会場ですが、幸い天候は晴れ。風があったのでかなり寒かったですが、見る分には良い状況でした。CD予約された方を対象に優先観覧券が配布されましたがフリー観覧も可能でした。10:40から優先観覧入場がスタートし、そのタイミングで入場したのは15人くらい、番号が悪かったためか優先観覧エリアに入らなかった方を含めて、ざっと数えた限り固定ファンは25人くらいでした。なお観覧エリアはオールスタンディング、ステージは客席エリアとフラットでしたが透明ビニールシートでの区切りがつけられていました。観覧ルールとしてはコール禁止以外、特に言及はありませんでしたが撮影は不可のようでした。

 

○ミニライブの感想

優先観覧入場前、10:25からリハーサルが行われました。リハーサルでは「いつも世界は·暮れなずむ」を1コーラスのみ2回繰り返し終了となりました。その後優先観覧入場が行われ11:00オンタイムでスタート。まずはオーバーチュアからメンバーが登場します。今回はフルメンバーでのパフォーマンス。濃淡がことなる青を組み合わせた衣装はいかにも手が込んだ感じ。綺麗系がずらりと揃い、ビジュアル面の押し出しが強いメンバーに比してもバランスが取れていたと思います。衣装のデザインはメンバーごとにことなりますが総じて生地少なめで、全員お腹の部分がみえていました。中にはノースリーブの衣装のメンバーもいて、かなり寒そうではありました。ですが、そこはやはり自分たちが最も映えるものを気合いで魅せる、そういう姿勢を感じました。それではまずセットリストを。

 

2/23 ハープスター1stシングル「僕がここにいる意味」発売記念ミニライブ

@ららぽーと柏の葉 セットリスト

01.いっそ世界なんて

02.ぐらばどりーむ

MC

03.rock YOU and ME

04.悔恋想

05.僕がここにいる意味

 

真ん中にMC、自己紹介を挟んでの5曲の構成。約25分のミニライブは平均的ですが、この寒空の中ということを考えるととても大変だったかなと思います。始まったばかりの1曲目の途中、マイクには乗らなかったのですが、不意に風が吹き、その寒さで悲鳴が上がっていました。また2曲目「ぐらばどりーむ」では立ち位置を変える際、メンバー同士でハイタッチする場面があったのですが、やはり寒すぎてかなり痛そうな表情をしていました。それくらいきつい状況でした。それでもやり切ったのは純粋に凄いなと思いました。

 

1曲目の「いっそ世界なんて」は、タイトルからして暗い感じですが、歌う声もこの世代の女の子にしては低めの声で歌われており、やはり1曲を通して聴いた感想としても、ちょっと暗いかなと言った印象を受けました。2曲目「ぐらばどりーむ」も同様で、曲自体は前向きに頑張っていこうという内容ですし、ピアノの音が可愛らしく絡んでいるのですが、やはり低い声で歌われていて重い感じを受けました。低い声の方が彼女たちの良さが出るという感じでもないように思いましたし、この辺りは製作陣の好みが強く出ているのでしょうかね。イベントスタートから勢いをつけていくぞ、という感じは受けませんでした。

 

ただMC、自己紹介を挟んでの3曲目「rock YOU and ME」あたりからは、メンバーの声の個性がよく出てきたように感じました。ここで一番印象に残ったのは尾崎ヒカルちゃんだったかと思います。彼女のちょっと乾いた感じの声が、ロック調の曲にとても合っていましたし、全体をぐっと引っ張っていく力強さを感じました。続いての4曲目「悔恋想」では奥村ゆうちゃんがアイドルらしい、可愛い声がとても合っていたように思います。また曲調にあわせて声の調子も変える、器用さもあるように思いました。この尾崎ヒカルちゃんと奥村ゆうちゃんが、グループを歌唱面で支える二本柱でしょうかね。曲としてもこの「悔恋想」は歌詞が面白かったです。歌詞世界を簡単に言ってしまうと、アイドルなので君のことが好きだけど、それは出来ないといった内容です。一人称、つまりこの曲の主人公は「僕」と言っているので男かなと思ったのですが、実はアイドルでもあるということでハープスターと重なる部分が大きいながら、微妙にずらしている、この加減が面白いですね。また曲の最後はステージ奥に横一列になってのポージングで締められるのですが、あえて客席から離れて距離感を作るのがリアルで良いですね。また名残惜しそうに振り向く感じも良いと思いました。この曲が一番印象に残りました。最後5曲目が新シングルの表題曲なのですが、これはMVも公開されているので、ぜひご覧いただければと思います。

 

○まとめ

上ではあまり言及しませんでしたが、最も印象に残ったのはビジュアル面ですね。とにかくメンバー全員、すらっとしていてスタイルが良いですし、美人をよくここまで揃えられたものだと思いました。どのアイドルグループも可愛い子たちを集められているのですが、ハープスターはちょっと飛び抜けている感じですね。グループの成り立ちとしてオーディションによって選抜されたメンバーで結成されたと書きましたが、ハープスターメンバーはまさに選ばれし人たちといった印象を受けました。中でも高砂ひなたちゃんは身長もかなり高く、彼女がグループの中心に収まると全体的にとても美しく思いました。また上にも書いた通り、衣装もしっかりとしていて安っぽさはなく、彼女たちにぴったりといった感じ。自らの強みを認識し、そこに力を入れるということをしっかりやられているなと思いました。またダンスもきびきびした動きで、とてもキレがあるように思いました。フォーメーションも多彩ですし、見ているだけで楽しい、そんな感じでした。

 

一方で曲はオーソドックスな感じで、グループらしさというか、個性という点は乏しいかなと思いました。「悔恋想」は印象に残ったのですが、グループとしてこういう曲で攻めていきますという方向性も感じませんでした。メンバーそれぞれもミスはほとんど無いように思いましたし、平均的に安定した実力をお持ちかなと思ったのですが、ビジュアルのように他を圧倒するほどではないかなとも正直思いました。また上に書いたように全体的に低い声で歌われていて、確かに安定はしているのですが、その代償として新鮮味に欠ける印象を受けました。これは完全に私の好みなので、なんとも言えないところではありますが、はまる人にははまると思いますので、ぜひ一度ご覧いただいて確かめていただければと思います。以上です。