1/8ノンシュガーレーベル研究生ライブ『Corner the Top!!』#2 | もうね。なにがなんやら

1/8ノンシュガーレーベル研究生ライブ『Corner the Top!!』#2

1/8に行われたノンシュガーレーベル研究生ライブ『Corner the Top!!』のレポートの続きです。

 

○2曲目以降

前回は1曲目まで書きました。今回は2曲目以降について書いていきたいと思います。まずはざっとセットリストを。2曲目は「勇気とLink」、この後MC自己紹介があり、ラジオ体操。私は初めて朝練ライブに参加したんですが、朝早いということでラジオ体操をするんですね。ラジオ体操第一なんて、何十年ぶりかにやりました。それでも覚えているものですね。このラジオ体操の時は櫻井ももちゃんも加わりメンバーは4人でラジオ体操をしていました。これを挟んで3曲目は「ネガティブ少女」、この曲の時だけ撮影可でした。朝練ライブ恒例企画ということで、大きなカメラを携えた方がたくさんいらっしゃいました。ちなみに動画も撮影可なので、この日の模様もyoutubeにアップされていることかと思います。4曲目が「炎上上等」、この後企画コーナーがありました。企画コーナーも4人で進行、三文字しりとりバトルが行われました。ルールはいたって単純。リズムに乗って三文字の言葉でしりとりをしていきます。リズムに乗れなかったり、「ん」で終わる言葉を言ってしまうと×がつき、3つたまると不味いクッキーみたいなものを食べさせられていました。罰ゲームを食らったのは小林萌恵ちゃん。かなり辛そうでした。5曲目が「スマホ買って」6曲目が「日曜朝練アイドル」、ライブは以上の6曲で終了となりました。

 

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○全体の感想

1曲目はノンシュガーノンスウィートのオリジナル曲でしたが、それ以降はノンシュガーの曲でした。「ノンシュガー」ノンスウィートですから、カバーというより共用といった感じでしょうか。全体を通して、印象的だったのはもえもえこと小林萌恵ちゃんの表情が終始硬かったことです。まだ中学生ですから、緊張していて表情が硬いのかなと思ったのですが、企画コーナーなどでは結構自由な振る舞いで、ライブでガチガチになっているという訳ではなさそうです。おそらくなんですが、表情を作るということをしていないのだと思います。時折見せる笑顔はもちろん可愛いのですが、この素の表情も、それはそれで可愛いのではないかなと思いました。こぶしファクトリーの井上れいれいもトレイニー時代はそんな感じでした。そういう大物感が漂いますね。反対にさえーるとこずちゃんは、なるべく笑顔でパフォーマンスしようと心がけているような感じ。これもまた可愛いですね。

 

○ゆるいパフォーマンス

まあ、はっきり言ってしまえば、ゆるーいパフォーマンス。楽曲派の方に言わせれば、お遊戯レベルと言われるかも知れませんね。それは彼女たちのパフォーマンスに限らず、歌っている曲もまたゆるーくなっています。前回書いた通り、歌詞も正直言って感情移入できるようなものではありません。共感を求めようというものでもないし、応援ソングというわけでもありません。メッセージ性はかなり低いと言っていいと思います。もっと言うとノンシュガーの「スマホ買って」は、コミックソングとして成立しているかも知れませんが、ノンシュガーノンスウィート「ラッキーラッキー」に至ってはコミックソングとも言えません。例えば数年後、彼女たちが重要な節目を迎えたとき、初めてのオリジナルソングということで、「ラッキーラッキー」を歌う場面がくるでしょうか、私には想像できませんね。歌やダンスに練り込んだ感はないし、練り込む余地も少なそうです。パフォーマンスの面で気になったのは全般的に息苦しそうに歌っていることです。踊りながら歌うための体力も不足しているんでしょうし、息継ぎをどこで行うかということを守っていないのではないでしょうか。前回も書きましたが、彼女たちはリアルに目の前で起こっている困難に、あたふたバタバタしているように見えます。だからこそ作られたものではない、可愛さがありますね。例えば、これがガリガリ作りこんできたものであった場合、準備もやはりそれなりにしてくるでしょうし、例え怪我や病気だったとしても、それこそ命がけでステージに挑んでくることでしょう。それはそれでリアルな物語だし、素晴らしいと思います。しかしその逆にそこまで作り込みせず、出たとこ勝負の面白みもあるのではないでしょうか。ノンシュガーノンスウィートを見ていると、全体的なゆるさが出たとこ勝負の面白み、可愛らしさを生み出すことに成功していると思います。

 

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○コンセプトが不明瞭
名は体を表すと言いますが、アイドルグループでも同じです。℃-uteは可愛い=キュートと熱量を持ったということで℃を付けています。ユメオイ少女は夢を追う少女たち、絶対直球女子!プレイボールズ は野球をコンセプトにしています。ミュージシャングループですと、いい加減なグループ名を付けたりすることもありますが、アイドルはほとんどの場合、コンセプトなど意味を込めてグループ名を付けています。メジャーでもインディーズでもこれは変わりありません。その点、よく分からないのはノンシュガーですね。ファンは無糖派なんて呼称されますが、単純に考えると無糖=甘くないイメージ。黒革の衣装でメタル系の音楽で、切れ味するどいダンスが売りっていうグループなら納得しますが、ノンシュガーはその真逆を行きます。グループ名から、コンセプトがまったく伝わってきません。それはノンシュガーノンスイートも同じです。グループ名にどういう狙いがあるのか、よく分かりません。グループ名が変わることもありますが、定着し始めていてて、これを変えるのも難しいのではないでしょうか。サブタイトルに日曜朝練アイドルというものもありますが、これは定期公演の形態を表しているんだと思います。朝練、朝の練習という意味ですからね。練習して本番はいつするんでしょうね。朝だけちょこっとやっています、バイト感覚、そんなイメージがくっ付いてきますね。あんまり良いイメージではないと思います。公式サイトは綺麗ですし、ノンシュガーで検索すると一番上に出てくるあたり、SEO対策をしっかりされている証拠で、力を掛けているのは確かだと思いますが、今後どうするんでしょう、もやもやとしてますね。この辺りが足湯程度で、首までどっぷり浸かりずらいところですね。