知らないお歌歩き始める時の後悔は、ゆらついて。知らないお歌は、部屋の隅に投げ捨てたまんま。服に付いた夜の匂いは、もう煙草と混じって。爽やかな朝も、爽やかじゃない朝も、雨の朝も、笑い声が聞こえる朝も、電車が遠くで走る音が聞こえる朝も、知らないおはようも、死にたくなる朝も、生きたい朝も、二日酔いの朝も、抱きしめられる朝も、どんな朝も、どんな朝だって。なあ、泣きたくなる。もう嫌だ