日本以外の国にも生活習慣病はあるのでしょうか?
まず、病気というのは
感染症疾患と非感染症疾患の2つに
大きく分けることができます。
WHOが2012年に発表したデータによると、
2008年に亡くなった人のうち
、およそ6割が非感染症疾患によるものだったそうです。
その中でもっとも
多いのが心臓病、続いてがん、
その次が慢性呼吸不全という順になっています。
非感染性疾患には、
すべてではないにせよ生活習慣が大きな要因の一つになっているということは
世界共通の認識として定着してきました。
英語でも、
日本語の生活習慣病と同じ意味の
lifestyle related diseaseという言葉が使われているそうです。
そのほかフランス語やドイツ語でも
同じ概念の語が用いられていると言います。
生活習慣は国や文化によって大きく異なりますが、
それによって引き起こされる病気のリスクは同じ。
特に喫煙が死亡率を高めることは世界各国で指摘されるようになっており、
その量を減らすことは世界各国の医療機関共通の取り組みとなっています。
