体内の水が不足すると、
血液にどのような異常が生じるのでしょうか?
「サラサラ血液」と「ドロドロ血液」といった言葉を
聞いたことがある方も多いでしょう。
「サラサラ血液」は流動性が高い状態を指し、
健康な人の血液を特徴づける表現として用いられます。
一方、
「ドロドロ血液」は、
赤血球の変形や白血球の粘着、
血小板の凝集などにより、
粘度が高くなっている状態を指します。
とくに、
高脂血症や糖尿病といった生活習慣病の方に
この「ドロドロ血液」が多いとされます。
血液がドロドロになる理由としては、
動物性脂肪の多い食生活や喫煙、ストレスなどが挙げられます。
そしてもう一つ、
水分の不足も大きく関係してきます。
血漿の約90%は水ですが、
体内の水分量が低下することにより、
血液中の血漿が少なくなって血球や血小板の割合が増加することから、
粘度の高いドロドロの血液となってしまうのです。
