老いたら、どうする?田舎へ帰る? | 色々なおはなししましょうね~~☆

老いたら、どうする?田舎へ帰る?



そう思っていたご近所さん。
後輩の旦那さん。


田舎へ帰ってさ。
ゆっくり、畑でもして、のんびり暮らすさ。
友達も、みんな、そう言ってくれるし。


昔、旦那さんと、
ご実家の○○畑を手伝っていた
友達。


週末になると、
苗を作ったり、
田植えをしたり。
雑草を抜くのも、大事な仕事。(らしい)

お米も野菜も、
作っているとおっしゃってた。

普段の時は、
姑さんと義妹さんが、
頑張って、畑の管理をされていた。


旦那さんは、
自分の実家だからと、
奥さんには、畑仕事を強要しない。


でも、
人手不足は、誰が見ても分かる。
頑張って、手伝っていた。


美味しいお米、
野菜は、買わずに済んでいた。
特に、お米は、家族が多いので、
助かっていると。


米不足の都会。
新米が出れば、解消する?
何処かの大臣が、偉そうに言う。

違うやん!!
この先、同じ事、又おきるやん?


その為の備蓄米。
でも、政府は、簡単に出さない。
お米が無くて、
困ったご家庭が、山ほどいた。


学生さん。
お弁当どうする?
子供食堂。運営出来たか?




だからさ。
そんな時のために、田舎で畑するの。そうしたら、
子供達に、お米送ってやれるやろ?


そう、友達も、
子供が小さい時。
頻繁に田舎へ帰って、
地元の友達と会っていた時。

夢を描いていた。


あれから、40年。


我が身も、70代に、
差し掛かろうとする年代。
そんな、時期を迎えた、
ご近所さん。




友達の旦那さんは、
定年退職後は、再就職をせずに、
田舎へ帰るとおっしゃってた。


友達は、
そのまま仕事を続けるだろう。


そんな年代になった、
私の年下の友達世代。




ご近所さんは、
田舎へ帰る事を、
断念したらしい。




田舎の友達は、
娘さんや、息子さんと同居。


前ほど、
自由にならない我が身。
孫の世話。
家の事。
それだけで、精一杯。



都会から帰ってくる
友達の世話まで、
手が回らない。


会いに行っても、
時計を見ながら、お茶を飲む。


○○になったら、
上の孫が帰ってくるから、
○時に、塾に送っていって、
その足で、保育所回って、
下の孫を、お迎え。


夜ご飯の準備も、
少ししてやると、ムスメが助かる。


旧友を前にしても、
考える事は、孫の事ばかり。


そう。
昔話した時と、
大幅に、事情が変わっている。


田舎へ帰って、
地元の友達と、再会して、
お茶飲んで、時には旅行へ行って。
畑仕事をして、のんびり暮らす。


今の地元の友達には、
そんな時間の過ごし方は、
出来ない。


スタートは、
同じ友達だったけど。


それぞれが、
別の人生を、歩いているのね。


でも、
自分が本当にそう思うなら、
自身で、家を作り、
畑を耕し、そんな生活を、
スタートさせれば良いだけ。


私の後輩の旦那さんは、
定年退職を、心待ちにしている。


地元の友達と、
酒を飲み、遊びに行き、
一緒に行動する事を、
心の励みにして、
その日を待っている。


男と女の違いは、
あるかも知れない。


定年退職後、
仕事もせずに、
田舎暮らし?


友達の会社を、手伝うんやって。
そんな夢のような事を、
描いている。


田舎へ帰るのは、
自分の選択。
嫁には、無理強いはしない。

旦那さんが60歳の時。
後輩は、68歳。


その頃には、
定年退職は、65歳かも。


旦那さん。65歳。
後輩、73歳。


この年齢で、
知り合いもいない、
旦那さんの田舎へ帰るの?


向こうで、
何するの?


1日中、不在の旦那の帰りを、
ひたすら待つだけの生活するの?


田舎へ帰ります。
そう言い切る人は、
自分の事ばかり。


妻の事は、
誰も考えないのね。



妻は、
老いた時の、
無償の介護要員か?

それでいいの?


それで良いなら、
お互いさまやね。


旦那が年下の後輩。
年上の分だけ、
我が身の老いが、先に訪れる。


その時はさ。
きっと、旦那さん。
献身的に、世話してくれるよ。


定年まで、後8年。
そんな計算は、出来ても、
老いるまで、後何年?

これだけは、
誰も、計算出来ない。


今年。還暦を迎えた後輩。


旦那さんの定年まで、
あと8年。


この8年後の、
自分自身の変化を、
きっと、分からないよね。


だって、今、元気だから。


10年後。
過信は禁物よ。


老いは、
想像以上に、
駆け足でやってくるから。


94歳で、施設内最高齢の実母。
お元気です。楽しそうに過ごされています。
そんな状況の人が、
数年後は、寝たきりになる。
なる可能性が、大いにある。


今の母をみて、
寝たきりを、想像出来ない姉。
老衰で、1ケ月ぐらい寝ついて、
亡くなるらしいやん?


○○さんのおばあちゃんが、
そうやったって、聞いたわ。


点滴だけでも、
どれぐらい、生きれるか知ってる?


さあ。1週間ぐらい?


話をするのを止めた。
現実を知らない人には、
何を話しても、無駄だと悟った。



人の人生は、
描くようには、送れない。


悲しいけどね。
老いだけは、計算式では、
計算出来ないから。


田舎へ帰るなら、
友達の旦那さんのように、
還暦がベスト。


60歳なら、
年金は、もらえないけど。
その代わり、体力と気力は、まだ、
沢山溢れてる。


65歳でも、
元気で、夢を追いかける人なら、
何とか、出来るかも。


70歳になったら、
悲しいけど。
体力の低下は、進んでいくね。


夢を追いかけるには、
時間と体力が必要。


ご近所さんが、
田舎へ帰る事を断念して、
将来は、老人ホームに入る。


そんな目標に、変えたらしい。


1番最初に、
動くのは、誰かな?


高齢者の多い、ご近所さん達。


来年、再来年、その先。
誰が元気かな?


私もその中の1人。
一番若いんだけどね。😅


来年が、
本当に、分からない。


気力が、体力が、
残っていて、
動けていると、いいな。