母の愚痴 | 色々なおはなししましょうね~~☆

母の愚痴



絶縁する前。
良く愚痴ってました。


私は、新幹線も、
飛行機も乗った事がない。

九州も、北海道も、
行った事がない。


大人になっても、
そんな愚痴は、続きました。
反論すると、うるさいから、
聞き流していましたが。


毎年、
夏休みを田舎で過ごしていた母。

仕事の父の世話を、
娘に押し付けて、
夏休みが終わっても、帰って来ない。


さすがに、
ご飯作りと、
父の世話と、掃除洗濯。
学校の両立は、無理だった。

バレーボール部に入っていて、
秋の大会に向けて、
朝練、部活動と、多忙になった。


帰ってくるのは、
19時を過ぎた。
帰りにスーパーに寄って、
買い物をして、
洗濯を回しながら、ご飯の準備。

宿題もせなあかんし。


姉はその時すでに、
家には、いなかった。


16歳の私には、
全部の負担を押し付けて、
それでも、田舎から帰らない母親。


父に訴えたけど。
父も、母には何も言えなかった。


2年になって、
夏合宿が開催された。
母は、反対した。
自分の田舎行きと、重なるから。


娘の合宿を辞めさせてまで、
自分の田舎行きを、
優先させたい母。

今思うと、
この頃から、鬼の要素あったのね。


この時は、
父に訴えた。
父が珍しく母に言った。

田舎行きを変更しろと。

父には逆らえない母。
仏頂面が1週間続いたけど。
合宿に行ける喜びで、
口を聞かなくても、平気だった。


田舎行きを変更して、
家族旅行をしようとは、
思わない母。

やっぱり、
利己主義な性格やな〜。
自分の事しか、考えてへん。

あの頃は、
逃げる場所が無かった。


田舎へ帰っていたから、
いいやん。

何気なく言ったら、
それは、怒られた。

今も、
怒られる意味がわからない。

生意気なやとか。
言われたな。

可愛げがないとか。

母は、
認知になって、
私の顔も忘れているくせに。


次女は、
可愛げがない。
長女は、素直で優しくて、
自慢の娘って、
今も、施設で言い続けている。


94歳の母親が、今も、
72歳の娘を自慢するんやね。


哀れやな。
母親って。

死ぬまで、
姉を追い求めるんやろうね。

娘に執着する母親。

友達にも、いるけどね。

さて。うちも、友達も、
最後は、どうなるの?


姉は逃げるで。
母の看取りはしたくないから。


私はどうしてるかな?

友達は、
自宅で、
娘家族と、息子家族に、
囲まれて、逝けるのかしら?


答えは、誰もわからへんね。


ただ、人生は、
そんなに都合よくは、
終われない。

それだけは、分かる。


我を通すだけでは、
思い通りにはならないさ。