続き。 | 色々なおはなししましょうね~~☆

続き。



病室に入ると、
父は顔に白い布を着せられ、
静かに眠っているようでした。


母と姉が泣いていました。
見てやってと、母が布を取りました。、
白い布の下の父は、
穏やかな顔をしていました。
すぐに、母が布を着せました。

姉と母が父の横で、
2人で座っていて、
次男を前抱っこしていたので、
ベットから少し離れた場所で、
父の顔をみました。


母は、泣き続けました。
姉の様子は覚えていません。


ずーと立ったままで、
その場にいました。
グズグズ次男がいい始め、
お腹すいてかな?おしめも替えようと、
母に、退席することを伝えました。



泣いていたはずなのに、
それを聴くと、怖い顔になり、
色々、文句を言い始めました。、
顔付きを変えたその姿は、
少し異常にも思えました。


最後は、亡くなった父を見捨てて、
出て行くのかと。


姉が助け船を出してくれ、
渋々、退席を許可しました。


私達が出て行った後も、
文句を言い続けていたようです。


トイレでおしめを交換し、
ミルクを飲ませていると、姉が走って来ました。


病室を移動すること。
移動の為のセットが必要な事。
それを、買いに行ってと、母が言っていると。



離れた薬局で、
その旨を伝えると、一式揃えて下さいました。


【お辛いですね。ご愁傷様です。】
そう声を掛けてくださって、初めて涙が流れました。


そして、再び父の病室へ。
ナースさんと、伯母が、待っていました。


さっき、夜叉の顔をしていた母親と、
別人のように優しい口調で、



『有難う。
ベビちゃんがいるのに、ごめんね。
助かったわ。後で払うからね。』
(結局、払われませんでした)



父のケアーの後の、
着替えを持って来るようにとの依頼。


母は、
姉に頼んでいましたが、
姉は、家の中が分からないと。
再び、私が行く事に。




タクシーで行ってねと。 
伯母にお金を握らされました。



何持って来たらいいの?



『○○の○○を着せるから。』
伯母が、

[それは勿体無い。
○○は、やめとき。]


父に着せる着物の種類で、
もめ始めました。



○○を主張する母。
違う格下の着物を主張する伯母。


結局、
伯母の言う着物に決まりました。
姉が、伯母の味方をしたからです。




家に戻り、
和ダンスから着物を取り出し、
羽織は?襦袢?は?
どうしよう???


とにかく、
一式を風呂敷に包み、
再びタクシーで。



病室へ行くと、
サロンで、母、姉、伯母が話していました。


母に着物を渡すと、
風呂敷に包んで来たこと。
一式揃っていたので、満足げでした。


伯母が、それを見て、



[ちゃんと、一式待って来てくれたら、
良かったね。]



母は、私の子だから!!と、
自慢そうに言いました。





この後、
その私の子と言った私に、
暴言を吐き、絶縁をするのですから。




人生は、色々ですね。