80’sアイドルin水鉄 | 酔扇鉄道

80’sアイドルin水鉄

今週は明日からが仕事であり、今日はオフ。で、先日乗り損ねた水間鉄道へ「乗り鉄」をしに行く。

汐見橋線経由で南海貝塚駅に到着。この駅で水鉄(すいてつ)こと水間鉄道に乗り換える。ただし、水鉄は「スルッとKANSAI」には加盟していないため、別途切符を買い求めなければならない。

終点の「水間」まで片道280円の切符を購入する。水鉄貝塚駅は自動改札が設置されているものの、すぐ隣の南海貝塚駅に比べると構内は小さく、いかにもローカル鉄道という感じがする。

ホーム片側にはすでに2両編成が停車中、但しこれは回送車。いかにもステンレス張りという感じのするこの車輌、実は東急7000系を譲り受けたものだそうである。どうりで車輌そのものは余りローカルっぽくはない。

ゆっくりと旧東急7000系2両編成は進んで行く。南海線やJR阪和線が南北方向に延びているのに対し、この水間鉄道は東西方向に横切る格好で線路は続いている。

路線は単線、途中「名越(なごせ)」駅で対向車両を待ち合わせるようになっている。私が乗り合わせた車内では約30名ほどの乗客があった。朝・夕ならもう少しいるだろう。途中の駅は無人駅が続くため、首から鞄を提げた車掌さんが各駅に停車した際、出口で切符を受け取っていた。自動改札があるのは貝塚駅と水間駅のみのようである。

約14分ほどで終点水間駅に到着。駅舎は寺院建築風で、JR奈良駅を彷彿させる。ここから歩いて15分ほどの所に観音像で有名な水間寺がある。もうすぐ初詣客で賑わうようになるのだろう。

水間寺は聖武天皇の勅願により、行基によって開かれた寺院である。のち織田信長の兵火に巻き込まれたため多くの建物が焼失したが、江戸時代に入り岸和田藩主岡部氏の尽力により再建されたものが現在に伝えられている。

ただ、今日は水間観音参りはしていない。またいつものように起床が遅かったからだ(苦笑)。もう少し規則正しい生活をせねば。

結局駅からほど近い紀陽銀行水間支店と水間郵便局に立ち寄る。水間郵便局のATMも硬貨は受け付けないのでご注意を。

列車は約20分間隔で運行している。今日もまた良く冷え込んでいる。そこで水間駅改札傍のうどん屋に入る。

このうどん屋、見た目は良くある「駅そば」スタンドのようである。造りは小さい。店内にはちょっと恰幅の良いおいちゃんがいた。他に客はいない。カウンターにおいてあったお品書きを見、「肉うどん」(550円)を注文する。

「お待ちどう」、肉うどんの登場だ。見た目は特別代わり映えはしないのだが、いざ食べてみるとなかなかいける。特におつゆがまろやかな感じがして、そんじょそこらの駅蕎麦・うどんとはちょっと違う。

カウンターの右の方にはラジカセが置いてあり、同一歌手の懐かしいメロディーが次々と。さてはおいちゃん、ファンなんやな(笑)。

麺啜り
飾りじゃないのよ
肉うどん
つゆ吸う私
少女Aなわけなし


酔扇


予め断っておこう。今年一番の駄作だ(爆)。字数も内容もめちゃくちゃ、だったら載せるなや、自分。でもふっと一瞬にして浮かび上がるのは珍しいので、ひんしゅく覚悟で載せてみる(笑)。少なくとも、誰の曲がかかっていたのかはお解り頂けるかと思う。

私にとっては、小・中学生の頃に流行った曲と言うことになるだろうか。となると、このおいちゃん、実はそれほど私と年齢は離れていないのかも知れない。

中森明菜は私の姉が良く聴いていた。私は特別ファンでも何でもないのだが、少なくとも松田聖子よりはずっと良いとは思っていた。私は幼少の頃から「かわいこ」ぶる女の子はどうも苦手だ。だいたいあの嘘泣きは虫酸が走る。今でもたまに松田聖子をテレビで見かけてしまうと、もう条件反射的にチャンネルを回す、回す(笑)。

・・・・・どうでも良かったですかね、すいません。しかも死語連発(苦笑)。さてこのうどん屋、お品書きをよく見ると実はメニューが豊富。地元の名水を使ったコーヒーもあれば、メニューには書いていない「マスターのお薦め料理」まであるらしい。むろん、「マスター」とはこのおいちゃんのことであろう。

再び水鉄に乗車し、貝塚まで引き返す。行きは外の風景に気を取られていたので、今度は主に車内を見渡してみる。すると古ぼけた車内広告が結構あることに気が付く。

まずは「若さは動詞。ミリオンカード」。わけわからんフレーズやなあ(笑)。高嶋政宏が出ているんだが、何か若いなあ。

それから柏原芳恵発見(上の写真)。「便秘 すんなり出ると気持ちいい」。その通り、さすが良い事言う(爆)。そうか、東急で走っていた頃の奴がそのまま残っているわけだ。こりゃ面白い。あとそれから「渋谷ハウジングプラザ」なども。

色あせし
芳恵に政宏
残されり
水間の里へ
来ると思わじ


酔扇

なんかいいなあ、こういうの。そう言えば車体側面にある「シルバーシート」の表示も随分久しぶりに見たような。これからの「鉄活動」は車内にももっと注意してみるとしようか。