Kaito Kobayashi piano

 

    リーズ 国際ピアノコンクール第2位(日本人最高位)受賞。

最新のレギュレーションによると、以下のコンクールの上位2位までの入賞者は予備予選免除の対象となります。

 

エリザベート王妃国際音楽コンクール(ピアノ部門)
パデレフスキ国際ピアノコンクール
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール
アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノマスターコンクール
ブゾーニ国際ピアノコンクール
リーズ国際ピアノコンクール
浜松国際ピアノコンクール
ショパンピアノコンクール in マイアミ
ポーランド国立ショパンピアノコンクール in ワルシャワ(2015年, 2020年, 2025年)

 

ポーランド国内ショパンピアノコクール以外は年度の

指定がありません。

 

内田光子以来46年ぶりの、リーズ 国際ピアノコンクール第2位

(日本人最高位)受賞。

 世界最難関のピアノコンクールのひとつとして知られる、

リーズ国際音楽コンクール。代表的な過去の優勝者には、

ルプー、ペライア、ダルベルト、また上位入賞者には

シフ、ケフェレック、ドゥヴァイヨンと、ピアニストの中でも

特別な巨匠たちの名前が並びます。

 

未だ日本人ピアニストには優勝者がなく、2021年までの最上位

入賞者は内田光子(第2位)。

その他上位入賞者には、小川典子や北村朋幹(2015年・第5位)と、

世界のトップで活躍する才能が並びます。


 そのリーズ国際の2021年開催で、ついに46年ぶりに再び日本人

最高位(第2位)入賞を成し遂げたのが、小林海都。

 

この名門コンクールの上位入賞の価値と重みを知るピアニストや

ピアノ・ファンは、この一報を聞いただけで、彼がどれほど特別な

才能を持っているか、改めて察した方も多いのではないでしょうか。


横浜市青葉区に生まれ育った小林海都は、ベルギーのエリザベート

王妃音楽院で、巨匠マリア・ジョアン・ピリスに師事しました。

 

彼の演奏を聴くと、ピリスの後継者のひとりであることを強く

感じさせる、いくつかの特徴があります。

 

決して浅く表面的に華やぐにとどまらない、奥行きの深い、

立体的な音響構築。

 

音楽に合わせて、自然に、変幻自在に、時に劇的に対応する柔軟な

表現力(その驚くべき振り幅の広さは、新時代を感じさせます!)。

 

そして、穏やかに、孤独に、そして時には苛烈なまでに真正面から

作品に対峙する、作曲家と作品に対する、真摯で求道的な姿勢。

 

これらは師ピリスに限らず、例外なく歴代の巨匠ピアニストが

磨き上げてきた力そのもの。

 

小林海都は、まさに巨匠に至る世界へ繋がる門を開けうる稀有な

能力と、それに相応しい強い意志をもち、既に歴史に名を

刻みつつある、堂々たる芸術家なのです。

 

賞歴

2010年 第12回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクールカテゴリーB第1位及びハイドン賞
 
2011年 第1回エッパン国際ジュニアアカデミー Special 
Student Prize

 
2013年
第11回東京音楽コンクール第2位

 
2018年 第20回サンタ・セシリア国際コンクール第3位
2018年 第22回松方ホール音楽
2019年 第7回仙台国際音楽コンクール セミファイナリスト
2021年 リーズ国際ピアノコンクール第2位、併せて
最優秀室内楽演奏賞

 

Kaito Kobayashi - 1st Round - "The Leeds" Competition 2021

 

Joseph Haydn 0:00 Sonata in G, Hob.XVI/6 

Franz Schubert 11:10 Allegretto in C Minor, D. 915

 Maurice Ravel 16:49 Gaspard de la nuit

 

#LeedsPiano2021 - Semi-Final: Kaito Kobayashi

 

#LeedsPiano2021 - Final: Kaito Kobayashi (2nd Prize)

 

KOBAYASHI Kaito Third Stage, the 12th Hamamatsu International Piano Competition