ベルリン発 〓 アルテミス弦楽四重奏団の元第1ヴァイオリン、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナーがベルリン・フィルへ | 月刊音楽祭

 

Vineta Sareika (ヴィネタ・サレイカ)。

ラトビアの女性ヴァイオリニスト。1986年3月1日生まれ。

 

ラトビアのユルマラ出身。5歳からヴァイオリンを始めた。

パリ国立高等音楽院ではジェラール・プーレに、エリザベート

王妃音楽院ではオーギュスタン・デュメイに師事した。

 

イダ・ヘンデル、イヴリー・ギトリス、ザハール・ブロン、

マウリシオ・フークス、セルゲイ・クリロフなどのマ

スタークラスを受講している。

 

2009年にブリュッセルで開催されたエリザベート王妃コンクールで

優勝して以来、ロンドン・フィルハーモニア、ベルギー・

ナショナル・オーケストラ、ロイヤル・フラマン・

フィルハーモニック、リスボン・フィルハーモニック、ラトビア

・ナショナル・オーケストラ、ロンドン室内管弦楽団などの

著名なオーケストラにソリストとして招かれている。

 

また、アンドリス・ネルソンス、ポール・グッドウィン、

ギルバート・ヴァルガ、ジャン=ベルナール・ポミエ、ジェラール

・コステンなどの指揮者と共演し、カーネギーホール、ベルリン

・フィルハーモニー、シドニー・リサイタル・ホール、

ケネディセンター・ワシントン、ウィグモアホール・ロンドン、

いすみホール・大阪などで定期的に演奏している。

 

ラトビア文化省の賞を受賞したほか、ラトビア・ラジオから

2009年の「インストゥルメンタリスト・オブ・ザ・イヤー」に

選ばれ、最近ではラトビアで最も権威のある文化賞である

「グレート・ミュージック・アワード」を受賞。

 

また、ラトビア政府や大使館から定期的に招待され、大統領や

王室の公式訪問などの国家的な大イベントで演奏を行っている。

 

2012年よりアルテミス・カルテットのプリマリエを務める。

国際的な賞を受賞し、ボンの「Verein Beethoven-Haus」の

メンバーでもあるアルテミス・カルテットは、世界の主要な

コンサート会場で演奏しており、特にベルリン・フィルハーモニーで

独自のコンサート・シリーズをプロデュースし、ワーナー

・クラシックスから録音をリリースしている。

 

ウィーン・コンツェルトハウスのレジデンスにも参加している。

2006年からは、フランス人ピアニストのアマンディーヌ・

サヴァリーと定期的に共演している。

 

2020年にピアニストのアマンディーヌ・サヴァリーとモーツァルトの

ヴァイオリンソナタの録音をリリースしている。

 

Ravel Tzigane Vineta Sareika

 

Vineta Sareika | Elgar Violin Concerto | 3rd Mvt | Queen Elisabeth Violin | 1 of 2 | 2009

 

Vineta Sareika | Saint Saens : Introduction Et Rondo Capriccioso |

 Queen Elisabeth Comp | 2009

 

Vineta Sareika | Ysaye : Solo Sonata No 6 | Queen Elisabeth Violin Competition | 2009