グリゴリー・リプマノヴィチ・ソコロフ((ロシア語: Григо́рий Ли́пманович Соколо́в, ラテン文字転写: Grigory Lipmanovich Sokolov、1950年4月18日 レニングラード – )はロシアのピアニスト。
略歴
1950年、レニングラードで生まれた。5歳でピアノの学習を始めた。
レニングラード音楽院において、7歳のとき
リヤ・ゼリフマンに師事した。
1966年、16歳の時に第3回チャイコフスキー国際コンクールで
優勝し、審査委員長のエミール・ギレリス以下、審査員の全員一致で
金メダルの授与が決定されたことによって国際的な注目を浴びた。
1970年代と1980年代のソ連国内では印象深い活躍を見せていたのに
対して、国外で演奏旅行を行なうことが滅多に許されなかった
ために、西側では名ばかりが知られた存在だった。
活発化してから、次第に現在の名声が確実なものとなった。
- 演奏活動と録音
これまで行なった演奏会は1000回以上に達し、ニューヨークの
演奏などでは、しばしば批評家の熱狂的な賛辞を勝ち得てきた。
フローベルガー、フランソワ・クープランにも意欲的に
取り組んでいる。
慎重に活動を続ける芸術家ではあるが、近年はフランスのレーベルを
・リサイタルの模様は、映像監督のブリュノ・モンサンジョンに
よってDVDに収録され、発表された。
演奏はダイナミックなもので、左手で深いバスを響かせながら、
大きな緩急を伴いながら情緒深く、しかも難曲でもミスタッチが
非常に少ないのも特徴である。
Grigory Sokolov - Rachmaninoff Piano Concerto No.2 in C minor, Op.18 - Video 1993
プロコフィエフ ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 リヒテル
Grigory Sokolov - Schubert Impromptu Nr. 2 Es-Dur
Grigory Sokolov plays Stravinsky Petrouchka 1