ルザンダ・パンフィリは、モルドバの首都キシナウ出身の
1988年生まれ。
ヴァイオリンを始め、さらにテクニックを磨くために、10歳に
なる前にルーマニアの首都ブカレストにあるジョルジェ
・エネスク音楽院に入学しました。
音楽学校の名前は、ルーマニアのヴァイオリニストとして
有名なジョルジェ・エネスクから取っています。
ルーマニアのヴァイオリンといえばジプシー奏法が主流で、
高度な技術を持ついっぽう、ヴィブラートを駆け過ぎると
いわれていました。
その時代にジョルジェ・エネスクはヴィブラートを抑えながらも
上品なテクニックでヨーロッパのクラシックファンを魅了しました。
その伝統をルザンダ・パンフィリも同様に持ち、披露します。
10歳になるとイタリアの国際大会で優勝することでヘルベルト
・フォン・カラヤン奨学金やヤマハ・インターナショナル
奨学金など数々の奨学金を得て勉学を続けます。
ルサンダは11歳でウィーン音楽院に入学し、同校史上最年少の
学生の一人となった。
ウィーン音楽大学で、アレクサンダー・アレンコウ、クリスティアン・アルテンブルガー、エドワード・ツィンコフスキーといった
優れた教師の指導の下、学士号と修士号を取得した。
エルサレム交響楽団、メキシコ国立交響楽団、ルーマニア交響
楽団などのオーケストラにソリストとして共演を重ね、
アレクセイ・イグデスマン、ヴァディム・レーピン、などの
有名なヴァイオリニストとも共演しています。
ヴァイオリンの他に、ヴィオラも弾き、作編曲等の音楽活動は
もちろんのこと、ダンサーであり女優、歌手としても活躍している
多才なルザンダ・パンフィリ。Youtubeには彼女が女優である
ことがわかる素敵な動画が複数あります。
ルザンダ・パンフリは新しい技法を身に付けることにも積極的です。
それはまたルーマニアの伝統といえるのかもしれません。
彼女はここ数年、オーストリアの民間財団から貸与された、
ジョヴァンニ・パオロ・マッジーニが1610年に製作した
素晴らしいバイオリンを演奏している。
Pablo de Sarasate - Zigeunerweisen Gypsy Airs Melodii Lautaresti
Vittorio Monti - Czardasz Ciardaș Csardas Czardas - For Violin, Piano and Cello
Jules Massenet - Meditation from Thais for Violin and Piano
Oblivion - Astor Piazzolla for Violin & String Orchestra (Arr. Rusanda Panfili)