Anne-Sophie Mutter 2021 - Klavier-Festival Ruhr

 

アンネ=ゾフィ・ムター(Anne-Sophie Mutter、1963年6月29日 - )は、ドイツヴァイオリニスト

人物・来歴

 

南バーデン地方フライブルク行政管区)出身。バーゼル近郊の

ラインフェルデン出身とされていたこと、スイス楽壇

(とりわけパウル・ザッハー)とのゆかりの深いことから、

日本ではスイス人とする資料もあるが、生地はスイス側の

ラインフェルデンではなく、ドイツ側の同名の町である。

 

5歳の時、初めピアノの手ほどきを受けたが、間もなく

ヴァイオリンに変更する。

エマ・ホニッヒベルガー及びアイダ・シュトッキに師事。

 

早くから受賞歴を重ねたため、音楽に打ち込めるように

学校教育を免除された。

13歳でヘルベルト・フォン・カラヤンに招かれ、ベルリン

・フィルハーモニー管弦楽団と共演、国際的に天才少女の名を

ほしいままにする最初のきっかけとなる。

 

1977年には、ダニエル・バレンボイム指揮のイギリス室内

管弦楽団と共演して、ザルツブルク音楽祭にもデビューした。

 

15歳でカラヤン指揮のベルリン・フィルと共演で、モーツァルト

協奏曲を録音。

1980年にはズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィル

ハーモニックと共演して、アメリカ・デビューを飾る。

 

1988年に北米大陸縦断コンサートを行った際、カーネギー

・ホールにデビューした。

 

レパートリーは広く、ヴィヴァルディから現代音楽までを扱うが、

とりわけ得意は新ウィーン楽派バルトークアンリ

・デュティユーなどの近現代の音楽である。

 

これまでに、グラミー賞を4回受賞している。

元夫は、指揮者ピアニスト等として広く知られるアンドレ

・プレヴィン。プレヴィンとは、2002年に結婚し、

2006年に離婚している。

2019年高松宮殿下記念世界文化賞受賞。

日本好きでも知られる。

使用楽器

ムターは2丁のストラディヴァリウスを所有している。

1つは1703年製「エミリアーニ(Emiliani)」、

もう1つは1710年製「ロード・ダン=レイヴン(Lord Dunn-Raven)」。

 

その他に、ドイツ・ブレーメンにあるFinnigan-Klaembt工房作

1999年)、イタリアボローニャの弦楽器製作者レガッツィ

2005年)などを所持している。

指揮活動

 

ヴァイオリンを弾きながらの、いわゆる弾き振りにも精力的な

姿勢を見せ、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲などで

演奏を聴かせている。

 

数年間にわたる指揮者としての勉強がスコアの解釈を大きく変え、

細部への興味が増したと述べている。

 

ANNE-SOPHIE MUTTER - Vivaldi,The Four Seasons Summer Presto

 

小澤征爾/アンネゾフィームター/チゴイネルワイゼン/ベルリン・フィル1982

 

Saint Saëns: Introduction et Rondo capriccioso - Anne-Sophie Mutter, Lahav Shani

 

Anne-Sophie Mutter plays Méditation from Thaïs