中桐 望 | 全日本ピアノコンクール

岡山県岡山市に生まれ、3歳よりヤマハ音楽教室で

ピアノを始める。

加えて作・編曲やアンサンブルについても経験・知識

・感性を深め、中学・高校を通じて吹奏楽も体験する中

(中学ではクラリネット、高校では打楽器を担当)、

ピアノへの思いをさらに強くし、岡山県立岡山城東

高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科

ピアノ専攻へと進学。

在学中にはアリアドネ・ムジカ賞を、また首席で卒業時

にはアカンサス賞、安宅賞、大賀典雄賞、同声会賞、

三菱地所賞などを受賞して注目された。

2010年には東京藝術大学大学院へと進み、

2013年3月に首席で修了。

クロイツァー賞、大学院アカンサス賞、

藝大クラヴィーア大賞を受賞。

大学院修了後は国外のマスタークラスを受講しながら

研鑽を積み、2014年1月にはパリのサル・コルトーに

おいてリサイタルを行い、パリ楽壇へデビュー。

同年4月には故郷の岡山ルネスホール、名古屋の宗次

ホール、東京の浜離宮朝日ホールでデビュー・リサイタル

を行い、バッハ=ブゾーニ、シューマン、ブラームス、

ショパン、ラフマニノフといった作品を鮮やかに

演奏して好評を博した。

2014年秋より、ロームミュージックファンデーション

奨学生として、ポーランドのビドゴシチ

音楽院研究科へ留学。

2015年1月にはデビューCD『ショパン&ラフマニノフ』

(オクタヴィア・レコード)がリリースされ、そのリリース記念として同年の3月〜4月に東京・名古屋・大阪・岡山

・愛媛などでリサイタル・ツアーを開催。特に東京の

浜離宮朝日ホールでのオール・ショパンプログラムの

演奏が高く評価され、2015年度の日本ショパン

協会賞に選ばれる。

2019年、セカンドアルバム『ショパンの歌』

(オクタヴィア・レコード)リリース。これからの活躍が

楽しみなピアニストの一人として、音楽ファンおよび

音楽評論家・ジャーナリスト等から期待を寄せられている。

ピアノを内山優子、近藤邦彦、平川真理、芦田田鶴子、

大野眞嗣、角野裕、エヴァ・ポブウォツカの各氏に、

ピアノデュオを角野裕氏、室内楽を岡山潔、

伊藤恵の各氏に師事。

また、菅野潤、ディーナ・ヨッフェ、アンナ・マリコヴァ、アンジェイ・ヤシンスキ、ボイチェフ・ジュヴィタワ、

フィリップ・ジュジアーノ、アンドレイ・ピサレフ、

パーヴェル・ネルセシアン、マリア・ジョアン・ピリス

など各氏のマスタークラスを受講。

2016年秋にポーランド留学を終えて帰国、現在は岡山を

拠点に国内で演奏活動を行うほか、後進の指導にも

力を注いでいる。日本ショパン協会正会員。

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第8回浜松国際ピアノコンクール第2位 中桐望 本選

 

Nozomi Nakagiri – Etude in G flat major Op. 10 No. 5 (first stage)

 

Nozomi Nakagiri – Nocturne in G major Op. 37 No. 2 (first stage)

 

mc 58 semifinal con 64, NOZOMI NAKAGIRI-I. ALBENIZ-Iberia- El Puerto.mov