カティア・ブニアティシヴィリKhatia Buniatishvili, 1987年6月21日-)は、ジョージア(グルジア)出身のピアニスト。フランス・パリ在住。
人物・来歴
3歳の時に母親の下でピアノのレッスンを始めた 。
聞くことに熱中していた。
アメリカ合衆国でコンサートを行った 。
彼女は、ヴァイオリンを完璧なピッチで演奏できたにもかかわらず
ピアノを選び、姉のグヴァンツァと一緒にピアノを学び、
連弾に興じていた 。
その間、1999年、12歳のときにミシェル・ソニーが主宰する
SOSタレント財団において彼に師事 。
トビリシ中央音楽学校を卒業後、2004年にトビリシ州立音楽院に
入学。その後、トビリシで行われたピアノコンクールでオレグ
・マイセンベルクに見いだされ、ウィーン国立音楽大学へ転籍。
2008年、カーネギー・ホールでデビュー。
2010年にボレッティ・ブイトーニ財団賞を受賞。BBCシリーズの
新世代アーティストにも加わった。
ウィーン楽友協会とウィーン・コンツェルトハウスにより2011-12
シーズンのライジングスターとしてノミネートされ、2012年には
エコー・クラシック賞で最優秀新人賞を受賞した 。
パリ管弦楽団(パーヴォ・ヤルヴィ指揮)、ロサンゼルス交響楽団、
指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団等のオーケストラと
共演してきた。
また、ギドン・クレーメルやルノー・カピュソン等のヴァイオリニストとも共演している 。
ロシア語等を話す。
彼女はピアノを「音楽の孤独の象徴」と表現しており、曲の解釈を
非常に深く追求した、非常に技巧的な演奏を行う。
その解釈に基づいた演奏については評価を二分する要因になって
いることもあるが、協奏曲の演奏における指揮者とのインタビュー
にもあるように、オーケストラとの一体感は非常に高い。
また、自身の容姿、演奏スタイル、音楽への取り組み方を全面に
押し出した様々なモデル活動、トーク番組、ドキュメント番組にも
積極的に取り組み、「ピアノ界のビヨンセ」と呼ばれたこともある。
2010年、Sony Classicalと独占契約 。
彼女の2011年のデビューアルバムはリスト生誕200周年を記念
したものであり、ソナタロ短調、愛の夢第3番、ラ・カンパネッラ、
ハンガリー狂詩曲第2番、メフィスト・ワルツが収録されている。
このアルバムについて、Classic FMは「ブニアティシヴィリは
若い頃のマルタ・アルゲリッチを彷彿する激しい気性と技法を持つ
若いアーティストである」とアルバムのレビューで述べている 。
一方、グラモフォン誌はあまり印象を残していない。Jed Distlerは
その批評において「愛の夢第3番は構成においてもリズムおいても
曖昧である」と批評し、「彼女の特徴である落ちつかないリズム感
、計算外の躍動感、全体的な無計画さも何度か聞いているうちに
次第に薄れてくる」と述べている 。
この録音の後には、2012年にショパンのアルバムを出した。
このアルバムには独奏曲とピアノ協奏曲第2番ヘ短調(パリ管弦楽団、パーヴォ・ヤルヴィ指揮)から構成された。
ガーディアン誌は「これは今日の最もエキサイティングで技術的に
才能のある若いピアニストが本心からストレートに弾いている」
とレポートしている。
一方、グラモフォンは、ピアノ協奏曲の録音について「休止の欠如と
過度に速い演奏」と批判した。
2014年には3枚目のアルバム”Motherland”をリリースした。
彼女の以前のアルバムのように特定の作曲家を取り上げるのではなく、母国ジョージアの音楽を含む個人的に重要な曲によって構成され、
彼女の母に捧げられた 。
続いて2016年にムソルグスキー『展覧会の絵』他を収録した4枚目の
アルバム”Kaleidoscope”がリリースされた。
また、ラヴェルとベートーヴェンのピアノ協奏曲の
受賞歴
- 2003年 ホロウィッツピアノコンクール特別賞 -
- エリザベス・レオンスカヤスカラシップ第1位
- 2005年 第3回トビリシ・インターナショナル・ピアノ
- コンクール - 「芸術のための特別賞」特別賞
- 「ジョージア・ベスト・ピアニスト」賞第2位
- 2008年 第12回アーサー・ルービンシュタイン国際
- ピアノマスターコンクール第3位 - 特別賞
- 「ショパン最優秀奏者」と「聴衆者賞」
- 2010年 ボレッティ・ブイトーニ財団賞
- 2012年 エコークラシック新人賞(ピアノ部門)
- 2016年 エコークラシック賞ソロレコーディング
- (19世紀ピアノ部門)
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