世界に飛翔する、日本を代表するピアノのヴィルトゥオーゾ。
常人離れした技巧。オーケストラに匹敵する表現力。
高い音楽性。深化を続けるピアニスト!
20歳で第37回ブゾーニ国際ピアノ・コンクール第2位、
22歳でエリーザベト王妃国際コンクール第2位の
快挙を果たし、一躍脚光を浴びた。
その後国内外の多数のオーケストラとの共演や国内外での
ソロ・リサイタル等、多忙な演奏活動を展開し、
現在に至るまで常に第一線で活躍し続けている。
東京藝術大学で田村宏氏に、ザルツブルク・モーツァルテウム
音楽院、ベルリン芸術大学でハンス・ライグラフ氏に学ぶ。
第3回出光音楽賞、第10回モービル音楽賞奨励賞、
第6回ホテルオークラ賞受賞。
2002年にニューヨーク・カーネギーホール(ワイル・リサイタル
・ホール)で鮮烈なリサイタル・デビューを果たし、カナダ
・トロントの「ミュージック・トロント・チェンバー
・ミュージック・シリーズ」やシカゴの「マイラ・ヘス=
リサイタル・シリーズ」で大成功を収めて再招聘されるほか、
フランス・ナントでの音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」、
ストックホルムの「アモリナ・リサイタルシリーズ」などにも出演。
また、英国マンチェスターの「ノーザン・カレッジ・オブ
・ミュージック」でのマスタークラス、フランス・ティーニュの
「ミュージック・アルプ」Music Alp等、活動領域を
着実に拡大している。
共演したオーケストラは、NHK交響楽団をはじめとする国内の
主要なオーケストラのほか、ベルリン交響楽団、サンクトペテル
ブルク交響楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団、エーテボリ交響楽団、ノールショピング交響楽団、リンブルク交響楽団、パドゥルー
管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団といった
海外の名門オーケストラも多数。
室内楽の分野では、カルミナ弦楽四重奏団、ライプツィヒ弦楽
四重奏団、ウィーン八重奏団、コリア・ブラッハー、スティーヴン
・イッサーリス、カール・ライスター、フランソワ・ルルー、
ラデク・バボラクなど、内外の名手達と数多く共演し、
好評を博している。
また、近年はヴァイオリニスト鈴木理恵子とのデュオで、作品の
本質に迫る深い音楽性が各地で非常に高い評価を受けている。
レコーディングではこれまでに多数のソロ・アルバムをリリース。2013年以降続々とリリースされた、「ラフマニノフ:ピアノ
・ソナタ第2番、前奏曲」、「ベートーヴェン:3大ピアノ・ソナタ」、
「チャイコフスキー:くるみ割り人形(ピアノ独奏版・世界初録音)」、
「リスト:ピアノ作品集」、「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(ラザレフ指揮日本フィルとのライヴ)」、「ショパン:エチュード
全集」、は全てレコード芸術・特選盤となり、極めて
高い評価を受け続けている。
2018年「リリースの全集」では、
レコード芸術で「これは超弩級の形容がふさわしい、
稀に聴くほどの名演譜である…
詩人ショパンの微笑が、難技巧を超えて輝く名演…
これを待っていた、」(濵田滋郎氏推薦)、「1音の存在感、
鉄壁の技術と洗練された音楽性…唯一無二の音楽が響いている。
知情意の均衛のとれた名演である」(那須田務氏推薦)と評された。
リサイタルにおいては2014年と2016年にサントリーホール
(大ホール)でソロ・リサイタルを行い、「類のない高次元の名演」
「圧巻のリサイタル」と評され大成功をおさめた。
2020年11月には4年ぶりに東京芸術劇場コンサートホールでソロ
・リサイタルを行い、「ポリーニのショパン・エチュードのCD帯
にあった『これ以上何がお望みですか』ではないが若林の技巧も然り。
感服した」(「音楽の友」上田弘子氏)と評された。
2023年から東京芸術劇場でリサイタル・シリーズを行っており、5月の第1回も高い評価と聴衆からの支持を得ている。
また、自身では3回目となる「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲
シリーズ」を2017年に完結し、2018年より2022年まで行った
「ショパン:ピアノ作品全曲シリーズ」ではピアノ協奏曲の
五重奏版やチェロとの作品まで含む全15回にも
及び高い評価と支持を得た。
「エチュードOp.10全12曲」を含むリサイタルでは、「完璧なエチュード ヴィルトゥオーゾ・ピアニストの本領発揮」と大絶賛された。
ショパン:バラード 第1番,Op.23,CT2 pf. 若林 顕:Wakabayashi, Akira
Wakabayashi / Beethoven: Piano Sonatas Nos. 8,14&23
シューマン:交響的練習曲,Op.13 pf. 若林 顕:Wakabayashi, Akira
ブラームス/3つの間奏曲 Op.117-2 若林 顕(ピアノ)