Roman Kim | OŠ Jožeta Moškriča

Roman Kim (ロマン・キム)。カザフスタンの男性ヴァイオリニスト。1991年10月11日生まれ。

 

ロマン・キムは議論を呼ぶヴァイオリニストである。

ケルンを拠点にし、顔の半分をプリズムのように輝く分厚い

グラスで覆いながらも、ヴァイオリンの伝説的奏者たちから

非常に高く評価されている。

 

例えばイヴリ・ギトリスはキムの芸術について「自分が生まれて

からこのかた聴いた一番ものすごい演奏だ」と絶賛した。

 

まだ活動を初めてそれほど長くは経っていないが、内側から

沸き上がる自身の感情を表現すべく、ヴァイオリンの技術的な

限界を押し広げることに成功している。

 

ニコロ・パガニーニのように、バッハの「G線上のアリア」の

全パートをヴァイオリン一挺で演奏してみせた。

このYouTube音源は世界中で聴かれることとなり、

ロマン・キムの名前を有名にした。

ソリストとして、爆発的なエネルギー、信じられないテクニック、

音の美しさなどを批評形に称賛されている。

湧き出る創造力を駆使し、新たなテクニックの開発に余念がない。

新しい弦も製作し、上記のプリズムのようなメガネは

2014年に製作した。

 

2016年、このデバイスは韓国とドイツの科学者によって研究され、

結果として、脳の活動を活発化させ、感情を研ぎ澄まし、

セルフコントロールがよりできるようになることが証明された。


作曲家としてのキムは、学術的なことや伝統には

まったくとらわれない。

自身のロマンチックな情念および技術的なチャレンジに立ち

向かうべく作曲し、編曲をする。

 

時としてヴァイオリンでは不可能だと思われて

いたことも実現している。

 

またヴァイオリン独奏のためのモーツァルトの「アイネ・クライネ

・ナハトムジーク」、ディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」

はセンセーションを巻き起こし、ファンや目利きたちの間で

大きな話題となった。

 

また彼が編曲したバッハの「G線上のアリア」はベーレンライター

より2015年に出版され、数ヶ月にわたって品薄の状態が続いた。

 

カザフスタンのタタール人、ベラルーシ人、韓国人の血を引く

家族のもとに生まれた。

 

5歳からヴァイオリンを始める。、7歳で国内コンクールで1位を獲得。

 

2000年から2008年までモスクワの中央音楽学校でガリーナ

・トゥルチャニノヴァに師事し、ムスティスラフ

・ロストロポーヴィチ財団の奨学生となる。

 

2002年、第1回国際ロシア・ロータリー児童音楽コンクールで優勝。

 

マキシム・ヴェンゲーロフ、五嶋みどり、ルイス・カプラン、

ミリアム・フリード、ギドン・クレーマーの

マスタークラスを受講した。

 

2008年、16歳でケルン音楽大学に入学し、ヴィクトール

・トレチャコフに師事する。

 

2012年、イタリアの第28回ヴァルセシア・ムジカで第1位を獲得。

 

2011年ケルン国際音楽コンクールで優勝し、

ケルンWDR放送交響楽団と共演。

 

専門はロマン派のヴァイオリン協奏曲とヴァイオリンのための

ヴィルトゥオーゾ作品である。

 

伝説のヴァイオリニスト、パガニーニの弓と指のテクニックを

深く研究し、パガニーニのように様々な音楽作品に

新しい編曲を施している。

 

2004年にムスティスラフ・ロストロポーヴィチ財団

より助成を受ける。

 

この楽器はケルンの有名なヴァイオリン製作者、アレクサンダー

・ハジンのワークショップで2015年に作られたもので、

「スペリオール」という名前である。

 

W.A.Mozart - Eine kleine Nachtmusik [Violin Solo by Roman Kim]

 

J. S. Bach - Air [Violin Solo]

 

N. Paganini - Cantabile | Roman Kim | Baltic Neopolis orchestra

Baltic Neopolis Orchestra

 

Roman Kim - Pablo de Sarasate,Zigeunerweisen Op.20