マリア・ジョアン・アレシャンドレ・バルボーサ・ピレシュ(Maria João Alexandre
Barbosa Pires、1944年7月23日 - )は、ポルトガル出身の
女性ピアニスト
略歴
早年期
9歳で、ポルトガル政府から青少年音楽家に与えられる最高の
栄誉を受け取った。
音楽史を師事。
それから西ドイツに留学し、ミュンヘン音楽アカデミーで
各氏に学ぶ。
1970年に、ブリュッセルで開かれたベートーヴェン生誕200周年
記念コンクールで首位となる。
この間に、個人的にヴィルヘルム・ケンプの薫陶を受ける。
1970年代には、デンオンと契約してモーツァルトのピアノソナタ
全集を録音した。
故障から復活、世界的ピアニストへ
手首の故障から一時期、演奏活動から遠ざかっていたが、
1980年代に復活を果たし、
デビューを果たす。
1987年には、クラウディオ・アバド指揮するグスタフ・マーラー
・ユーゲント管弦楽団のヨーロッパ・デビュー・コンサートに客演し、共にハンブルク、パリ、アムステルダムを廻った。
室内楽演奏にもすぐれており、1989年よりフランス人
ヴァイオリニストのオーギュスタン・デュメイと組んで演奏や
2人でヨーロッパ各地や日本での演奏旅行を行っている。
1998年には、チェリストのジャン・ワンを加えたトリオとして、
極東ツアーを行った。
専属アーティストに移籍(デュメイも同時期にEMIから移籍)。
モーツァルトのピアノソナタ集の録音により、1990年に
国際ディスク・グランプリ大賞CD部門受賞。
ほかに、モーツァルトとショパンのピアノ協奏曲やシューベルトの
作品集、デュメイとの共演によるブラームス、モーツァルト、
ヴァイオリンソナタがある。
そのほかに、シューマンの『ウィーンの謝肉祭の道化』と
、オーボエ奏者のダグラス・ボイドとの共演による
『幻想小曲集 作品73』などの録音がある。
2008年8月~12月、NHK教育テレビの番組『スーパーピアノ
レッスン』の講師を務めた。
引退2017年12月、73歳にて2018年中の契約をもって現役の
舞台からは退くこととし、以降は後進の育成に努める旨を表明した。
Chopin Nocturne, op 27 no 2 - Maria João Pires live at Jardin Musical
Debussy Arabesque no 1 - Maria João Pires live at Jardin Musical
Schubert - 4 Impromptus, D. 899 / Op. 90 (Maria João Pires)
Maria João Pires - Beethoven - Piano Sonata No 17 in D minor, Op 32
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