Maria João Pires With Herbert Blomstedt Play Music of Beethoven - 2018

 

マリア・ジョアン・アレシャンドレ・バルボーサ・ピレシュ(Maria João Alexandre 

Barbosa Pires、1944年7月23日 - )は、ポルトガル出身の

女性ピアニスト

現在はブラジルバイーア州サルヴァドールに在住。

略歴

早年期

リスボンで生まれた。幼少期からピアノを始め、7歳で

モーツァルト協奏曲を公開演奏した。

 

9歳で、ポルトガル政府から青少年音楽家に与えられる最高の

栄誉を受け取った。

 

1953年から1960年までリスボン大学で作曲・音楽理論・

音楽史を師事。

 

それから西ドイツに留学し、ミュンヘン音楽アカデミー

ローズル・シュミットハノーファーカール・エンゲル

各氏に学ぶ。

 

1970年に、ブリュッセルで開かれたベートーヴェン生誕200周年

記念コンクールで首位となる。

 

この間に、個人的にヴィルヘルム・ケンプの薫陶を受ける。

1970年代には、デンオンと契約してモーツァルトのピアノソナタ

全集を録音した。

故障から復活、世界的ピアニストへ

手首の故障から一時期、演奏活動から遠ざかっていたが、

1980年代に復活を果たし、

1986年ロンドン・デビュー、1989年ニューヨーク

デビューを果たす。

 

1987年には、クラウディオ・アバド指揮するグスタフ・マーラー

・ユーゲント管弦楽団のヨーロッパ・デビュー・コンサートに客演し、共にハンブルクパリアムステルダムを廻った。

 

室内楽演奏にもすぐれており、1989年よりフランス人

ヴァイオリニストオーギュスタン・デュメイと組んで演奏や

録音を続け、1992年1994年には、

2人でヨーロッパ各地や日本での演奏旅行を行っている。

 

1998年には、チェリストジャン・ワンを加えたトリオとして、

極東ツアーを行った。

 

1989年よりエラート・レコードからドイツ・グラモフォン

専属アーティストに移籍(デュメイも同時期にEMIから移籍)。

 

モーツァルトのピアノソナタ集の録音により、1990年

国際ディスク・グランプリ大賞CD部門受賞。

 

ほかに、モーツァルトとショパンのピアノ協奏曲やシューベルト

作品集、デュメイとの共演によるブラームス、モーツァルト、

フランクグリーグドビュッシーラヴェル

ヴァイオリンソナタがある。

 

そのほかに、シューマンの『ウィーンの謝肉祭の道化』と

オーボエ奏者のダグラス・ボイドとの共演による

幻想小曲集 作品73』などの録音がある。

 

2008年8月~12月、NHK教育テレビの番組『スーパーピアノ

レッスン』の講師を務めた。

引退2017年12月、73歳にて2018年中の契約をもって現役の

舞台からは退くこととし、以降は後進の育成に努める旨を表明した。

 

Chopin Nocturne, op 27 no 2 - Maria João Pires live at Jardin Musical

 

Debussy Arabesque no 1 - Maria João Pires live at Jardin Musical

 

Schubert - 4 Impromptus, D. 899 / Op. 90 (Maria João Pires)

 

Maria João Pires - Beethoven - Piano Sonata No 17 in D minor, Op 32

Classical Vault 3