ピアニストのブルース・リウは、2021年10月、第18回ショパン国際
ピアノ・コンクールで優勝し、この最も権威あるコンクールの
長い歴史の中で、カナダ人として初めて第1位を獲得し、
世界の舞台へと躍り出た。
彼の新鮮で自発的なダイナミズムと完璧なテクニックは審査員を
納得させただけでなく、世界中のコンサート・ホールで評論家や
聴衆を魅了し続けている。
1997年5月8日、パリで中国人の両親のもとに生まれたリウは、
6歳で父親とモントリオールへ移住した。
中国文化に囲まれて育つと同時に、定期的に中国を訪れ、
流暢な中国語を話す。
カナダで育ち、ヨーロッパとも密接な関係にあるため、人間的にも
芸術的にも文化の多様性に触れてきた。
2011年から2018年にかけてモントリオール音楽院でリチャード
・レイモンドに師事し、その間、わずか15歳でモントリオール
交響楽団コンクールで大賞を獲得した。
これまでに仙台、テルアヴィヴ、ヴィセウなどの国際ピアノ
・コンクールでも入賞している。
現在は、ダン・タイ・ソンに師事している。
最近のリウの公演のハイライトは、ショパン・ソロ・プログラムで
絶賛されたパリ・デビュー、サントゥ=マティアス・ロウヴァリ
指揮フィルハーモニア管弦楽団とのチャイコフスキーピアノ
協奏曲第2番、リオネル・ブランギエ指揮ルクセンブルク
・フィルハーモニー管弦楽団へのデビュー、アンドレイ・
ボレイコ指揮ワルシャワ・フィルハーモニックとのフロリダへの
コンサート・ツアーなどがあり、この夏にはルール・ピアノ
・フェスティヴァル、ラインガウ音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン
音楽祭、グスタード・メニューイン音楽祭、ドゥシュニキ
国際ショパン音楽祭、エディンバラ音楽祭などに出演する予定。
「演奏しているときは、世の中の他のことはすべて忘れてしまいます。音楽は私の魂を浄化してくれる力があるのです。」
BRUCE (XIAOYU) LIU – final round (18th Chopin Competition, Warsaw)
Bruce Liu – Chopin: Nocturne in C Sharp Minor, KK IVa/16 (WPD perrformance)
Bruce Liu - S.Rachmaninoff Rhapsody on a Theme of Paganini Op.43
BRUCE (XIAOYU) LIU – Waltz in A flat major, Op. 42 (18th Chopin Competition,
second stage)